エンダイブの仕入れ|卸売価格の相場とおすすめの購入先
2026年02月09日
業務用食材としてエンダイブを仕入れる際には、価格相場や購入先の選定、品質の見極めが重要なポイントとなります。
エンダイブはチコリと混同されやすいですが、品種や特徴が異なるため、まずは正しい知識を身につけることが不可欠です。
本記事では、卸売市場の価格動向から、通販サイトや産地直送といった具体的な仕入れ先のメリット・デメリット、さらには良質なエンダイブを見分ける方法まで、仕入れ担当者が知っておくべき情報を網羅的に解説します。

エンダイブとは?仕入れ前に知っておきたい基礎知識
エンダイブの仕入れを検討するにあたり、まずはその基本的な特性を理解しておくことが重要です。
ほろ苦さとシャキシャキとした食感が魅力の葉物野菜ですが、よく似たチコリとの違いを明確に区別する必要があります。
また、エンダイブにはいくつかの品種があり、それぞれ見た目や味わいが異なるため、料理の用途に合わせて選ぶことが求められます。
旬の時期や年間を通じた供給の安定性を把握しておくことも、安定した仕入れ計画を立てる上で不可欠な知識です。
チコリ(アンディーブ)との明確な違いを解説
エンダイブとチコリ(アンディーブ)は、どちらもキク科キクニガナ属に属する野菜で混同されやすいですが、植物学的には同じ属の異なる種です。
エンダイブは葉が広がり、緑色で縮れているか、あるいは幅広の形状をしています。
生で食べることが多く、そのほろ苦さとシャキシャキした食感がサラダのアクセントになります。
一方、チコリは軟白栽培によって作られる、白く肉厚な砲弾型の葉が特徴です。
エンダイブよりも苦味はマイルドで、ほのかな甘みも感じられます。
生食でサラダボートのように使うほか、加熱すると甘みが増すため、グラタンやソテーなど幅広い料理に活用されます。
仕入れの際には、メニューの用途に応じて両者を明確に区別し、正しく発注する必要があります。
主な品種は2種類!縮れ葉タイプと広葉タイプの特徴
エンダイブには、主に2つの品種の系統があり、それぞれ特徴が異なります。
一つは「縮れ葉タイプ」で、「カーリーエンダイブ」とも呼ばれます。
その名の通り葉先が細かく縮れており、見た目にボリューム感があるのが特徴です。
食感はシャキシャキと歯切れが良く、苦味が比較的強いため、サラダに加えると味と食感の良いアクセントになります。
もう一つの種類は「広葉タイプ」で、こちらは「エスカロール」という品種名で知られています。
葉が広く、縮れが少ないため、見た目はレタスに似ています。
縮れ葉タイプに比べて苦味はマイルドで、食感も柔らかいため、サラダはもちろん、炒め物やスープの具材としても使いやすいのが利点です。
提供する料理のコンセプトに合わせて、適切な品種を選ぶことが重要です。
エンダイブの旬の時期と年間を通じた供給の安定性
エンダイブは冷涼な気候を好むため、本来の旬は秋から春にかけて、特に日本では11月から3月頃が最盛期となります。
この時期に収穫されるものは、葉がみずみずしく、風味も豊かで品質が高いのが特徴です。
市場への流通量も増加するため、価格も比較的安定する傾向にあります。
一方で、近年では栽培技術の向上や国内外の産地からの供給により、年間を通じて仕入れることが可能になっています。
ただし、旬を外れた夏場は、高温の影響で品質が若干落ちたり、生産量が減少して価格が上昇したりする可能性があります。
そのため、年間メニューで使用する場合は、時期による品質や価格の変動を考慮に入れ、仕入れ計画を立てることが求められます。
【相場】エンダイブの卸売市場における価格動向
業務用エンダイブの仕入れコストを管理するためには、卸売市場での価格動向を把握しておくことが不可欠です。
市場価格は、天候や季節、需要と供給のバランスなど、様々な要因によって日々変動します。
ここでは、東京都中央卸売市場のデータを参考に、1kgあたりの平均的な価格推移を解説するとともに、価格が変動する具体的な要因についても掘り下げます。
これらの情報を理解することで、適正な仕入れ価格を見極め、コストの最適化を図るための判断材料とすることができます。
東京都中央卸売市場にみる1kgあたりの平均価格推移
東京都中央卸売市場のデータを見ると、エンダイブの価格は年間を通じて変動していることがわかります。
供給量が増える旬の時期である11月から3月にかけては、価格が比較的安定し、1kgあたり数百円台で取引されることが多くなります。
一方で、供給が減少する夏場や、台風や長雨といった天候不順が発生した際には、収穫量が落ち込むため価格が高騰し、1kgあたり1,000円を超えることもあります。
また、クリスマスや年末年始など、レストランでの需要が高まる時期にも価格が上昇する傾向が見られます。
これらの価格推移はあくまで目安であり、実際の取引価格は産地、品質の等級、その日の入荷状況によって細かく変動するため、日々の市況を確認することが重要です。
仕入れ価格が変動する主な要因とは?
エンダイブの仕入れ価格が変動する要因は多岐にわたります。
最も大きな影響を与えるのは、天候不順です。
長雨や日照不足、猛暑、台風などは生育不良や収穫量の減少に直結し、市場への供給が減ることで価格は高騰します。
逆に、天候に恵まれて豊作となった場合は、供給過多となり価格が下落します。
また、レストランやイベントなどでの需要の増減も価格を左右する一因です。
加えて、輸入品の場合は為替レートの変動や、原油価格高騰に伴う輸送コストの上昇も仕入れ値に影響を及ぼします。
これらの要因が複合的に絡み合うことで、市場価格は日々変動するため、安定した仕入れを行うには市況を常に注視する必要があります。
業務用エンダイブのおすすめ仕入れ先4選
業務用エンダイブを安定的に仕入れるためには、自店の規模や業態、求める品質や価格帯に合った購入先を選ぶことが重要です。
現在では、少量からでも手軽に発注できる通販サイト、鮮度を重視する店舗向けの産地直送、価格交渉の余地がある卸売市場、そして急な需要にも対応できる業務用スーパーなど、多様な選択肢が存在します。
それぞれの販売チャネルが持つメリットとデメリットを理解し、自店のニーズに最適な仕入れルートを確立することが、効率的な店舗運営につながります。
少量からでも発注可能な業務用野菜の通販サイト
小規模な飲食店や、特定のメニューで少量だけエンダイブを使用したい場合に便利なのが、業務用野菜専門の通販サイトです。
多くのサイトでは、1パックや1ケースといった小ロットから注文が可能で、過剰在庫を抱えるリスクを軽減できます。
オンライン上で24時間いつでも発注でき、指定した日時に店舗まで直接配送してくれるため、仕入れにかかる時間と手間を大幅に削減できる点が大きなメリットです。
価格も明示されているため、コスト管理が容易に行えます。
また、エンダイブ以外の野菜や食材もまとめて購入できる場合が多く、仕入れ業務を一元化することも可能です。
信頼できる通販サイトを見つけることで、安定した仕入れルートを確保できます。
鮮度と品質を重視するなら産地直送(産直サイト)
料理の品質を左右する食材の鮮度を最優先するなら、生産者から直接仕入れる産地直送が最適な選択肢です。
市場や卸業者を経由しないため、収穫から店舗に届くまでの時間が大幅に短縮され、採れたてのみずみずしいエンダイブを手に入れることができます。
生産者の顔が見えることで、栽培方法や品質へのこだわりを直接確認できる安心感も大きなメリットです。
近年では、全国の農家と飲食店を繋ぐオンラインプラットフォームも増えており、これまで取引が難しかった遠隔地の生産者からも手軽に仕入れられるようになりました。
ただし、最低発注ロットや配送条件は生産者ごとに異なるため、事前に詳細を確認することが必要です。
価格交渉も可能な豊洲・大田などの卸売市場(仲卸)
ある程度の量をまとめて仕入れる場合は、豊洲市場や大田市場といった中央卸売市場で、仲卸業者から直接買い付ける方法が有効です。
大量に購入することを前提に、仲卸業者と価格交渉を行うことで、他のルートよりもコストを抑えられる可能性があります。
また、市場には全国から多種多様なエンダイブが集まるため、品質や産地を選びながら仕入れられるのも魅力です。
長年の経験と専門知識を持つ仲卸業者と信頼関係を築くことで、品質の良い品物を優先的に確保してもらえたり、相場情報やおすすめの品種についてアドバイスを受けられたりといったメリットもあります。
ただし、取引には事業者登録が必要な場合や、早朝の買い出し、現金決済といった市場特有の慣習に対応する必要があります。
近隣の業務用スーパーでの取り扱いと価格メリット
急にエンダイブが必要になった場合や、発注を忘れてしまった際の緊急対応として役立つのが、近隣の業務用スーパーです。
最大のメリットは、必要な時に必要な分だけをすぐに購入できる手軽さにあります。
店舗によってはエンダイブの取り扱いがない場合もありますが、在庫があれば少量からでも購入でき、日々の需要の変動に柔軟に対応できます。
価格も一般の小売スーパーに比べて安価に設定されていることが多く、コスト面でのメリットも期待できます。
ただし、卸売市場や専門店に比べると品質にばらつきがある可能性や、品揃えが限られている場合も考慮しなくてはなりません。
あくまで補助的な仕入れ先として、あるいは使用量が少ない店舗のメインルートとして活用するのが適しています。
良質なエンダイブを仕入れるための見極め方
エンダイブの仕入れにおいて、価格やルート選定と同様に重要なのが、品質を見極める能力です。
どれだけ良い条件で仕入れても、食材そのものの質が低ければ、料理のクオリティを損なってしまいます。
新鮮で良質なエンダイブを選ぶためには、葉の状態や株元の切り口などを確認するいくつかのチェックポイントがあります。
また、仕入れた後の鮮度をできるだけ長く維持するための適切な保存方法を知っておくことも、フードロスを減らし、安定した品質を保つ上で不可欠です。
新鮮なエンダイブを見分ける3つのチェックポイント
良質なエンダイブを仕入れるためには、いくつかのポイントを注意深く確認する必要があります。
第一に、葉の状態をチェックします。
葉先までピンとハリがあり、みずみずしさが感じられるものが新鮮な証拠です。
色が鮮やかな緑色で、しおれたり変色したりしている部分がないかを確認します。
特に縮れ葉タイプは、葉の密集している中心部が黄色やクリーム色になっているものが、軟白処理がうまく行われ、苦みがまろやかである証拠です。
第二に、株元の切り口を見ます。
切り口が白く、乾燥していないものが収穫から時間が経っていない品です。
切り口が茶色く変色しているものは鮮度が落ちている可能性が高いでしょう。
第三に、全体の重みです。
手に持った際にずっしりとした重みを感じるものは、水分が豊富に含まれている証拠であり、新鮮さの指標となります。
鮮度を長持ちさせる業務用での適切な保存方法
仕入れたエンダイブの鮮度を長期間保つためには、適切な保存管理が欠かせません。
エンダイブは乾燥に弱いため、最も重要なのは水分を保つことです。
まず、株元を湿らせたキッチンペーパーや新聞紙で包み、全体をポリ袋に入れるか、専用の保存容器に移します。
この際、葉が傷つかないように、冷蔵庫の野菜室で立てて保存するのが理想的です。
こうすることで、水分の蒸発を防ぎ、シャキシャキとした食感を維持できます。
また、エンダイブはエチレンガスの影響で傷みやすくなるため、りんごやアボカド、メロンといったエチレンガスを多く放出する青果物とは離して保管することが重要です。
これらの対策を適切に行うことで、仕入れから数日間は良好な状態を保つことができ、フードロスの削減にもつながります。
エンダイブの仕入れに関するよくある質問

エンダイブの仕入れ業務を行う上で、実務的な疑問が生じることも少なくありません。
例えば、発注単位となるケースあたりの入数や、国産品と輸入品の具体的な違い、あるいは急な品切れの際に代用できる野菜についてなど、現場担当者が知りたい情報は多岐にわたります。
ここでは、そうした仕入れに関するよくある質問を取り上げ、それぞれの疑問に対して簡潔に回答します。
これらの情報を参考にすることで、よりスムーズで的確な仕入れ判断が可能になります。
エンダイブは1ケースあたり何玉入っていますか?
エンダイブの1ケースあたりの入数は、産地や出荷規格、季節によって異なります。一般的に、業務用通販サイトの商品詳細ページや、取引のある仲卸業者に問い合わせることで、正確な入数や1玉あたりの重量を確認できます。発注前にこれらの情報を確認し、自店の使用量と照らし合わせることが重要です。
国産エンダイブと輸入品では味や価格に違いはありますか?
国産エンダイブは国内で生産されるため輸送距離が短く、鮮度が高い状態で市場に流通するのが最大の利点です。
一方、輸入品は主にアメリカなどから供給され、年間を通じて安定した入荷が見込めます。
味に大きな差はありませんが、鮮度を重視する場合は国産が有利です。
価格は国産品が天候に、輸入品が為替レートや輸送コストに影響されるため、市況に応じて変動します。
エンダイブの代わりとして使える葉物野菜はありますか?
エンダイブのほろ苦さとシャキシャキした食感を活かしたい場合、同じキク科の野菜が代用品として適しています。
見た目の華やかさと食感を重視するならフリルレタスやサニーレタス、特徴的な苦味を求めるならトレビスがおすすめです。
また、エンダイブの品種であるエスカロールの代わりに、マイルドな苦味のロメインレタスを使うこともできます。
まとめ
エンダイブの仕入れを成功させるためには、まずチコリとの違いや品種といった基礎知識を正しく理解することが第一歩です。
その上で、自店の規模や業態、求める品質やコストに応じて、最適な仕入れ先を選定する必要があります。
少量から利用できる業務用通販サイト、鮮度重視の産地直送、価格交渉が見込める卸売市場、そして利便性の高い業務用スーパーなど、それぞれの利点を理解し、状況に応じて使い分けることが効率的な運営につながります。
日々の価格相場を注視しながら、新鮮なエンダイブを見極めるポイントと適切な保存方法を実践することで、安定した品質の食材を確保することが可能となります。
北のやさい便が選ばれる理由

エンダイブの仕入れで頭を悩ませていませんか。
できれば信頼できる仕入れ先と長く付き合いたい。
北のやさい便は、北海道を拠点として活躍する野菜のプロフェッショナルです。
私たちは、産地との強固な信頼関係を築いており、天候不順で市場から品薄になった際にも、安定した供給体制を維持できるのです。
仕入れ担当者の皆さまが直面する課題は、単に価格だけではないはずです。
発注の最低ロットが大きすぎて使い切れない。
急な需要変動に対応できる柔軟性がほしい。
鮮度管理が不安で、店舗に届くまでに品質が落ちてしまう。
こうした悩みに、当社は小ロット対応、柔軟な納品時間調整、そして自社ロジスティックスによる鮮度保持という形で応えてきました。
エンダイブのように取り扱いがデリケートな葉物野菜は、仕入れから納品までのスピードと温度管理が命です。
当社では北海道内への当日配送、本州エリアへも最短3日でお届けする体制を整えており、収穫から店舗に届くまでの時間を最小限に抑えます。
仕入れは、単なる取引ではありません。
あなたのビジネスを支えるパートナー選びなのです。
私たち北のやさい便は、エンダイブをはじめとする葉物野菜の仕入れにおいて、品質、価格、供給の安定性、そして何より「お客様のお悩みに寄り添う姿勢」を大切にしています。
北のやさい便の20年以上の実績で培った、仲卸業者・商社様へのサポート体制についてはこちらをご覧ください。
あなたの仕入れの課題を、北海道産野菜のスペシャリストとして、私たちが解決いたします。






