豊富な種類が特徴のじゃがいも

北海道野菜の代表格としても知られるじゃがいも。 実はたくさんの品種があり、世界では2,000種類以上のじゃがいもが栽培され日本でも20種類以上が流通しています。
じゃがいもは品種によって粉質や粘質といった性質が異なり、料理の種類によって最適な品種を選ぶことで格段においしさが引き立ちます。
また、北海道の涼しい気候はじゃがいもの栽培に最適で、国内生産量の約8割を占めています。
日本で流通している主なじゃがいもの品種
※写真はイメージです。
男爵

男爵いもは、日本で広く流通しているじゃがいもの品種の一つです。丸くゴツゴツとした見た目が特徴的な男爵いもは、明治時代にアメリカから伝わった「アイリッシュ・コブラー」という品種がルーツとされています。
当時男爵の地位にあった「川田龍吉」氏が栽培を広めたことから「男爵いも」と呼ばれるようになったと言われています。
特徴 |
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北海道での主な産地 |
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メークイン

メークインは、「女王」の異名を持つじゃがいもの品種です。男爵いもと並び、年間を通して全国的に見られる定番のじゃがいも品種で、長楕円形で、なめらかな見た目が特徴でもあります。
1920年代にドイツから導入された「マリーパー」という品種がルーツとされており、英国王室御用達の品種としても知られるようになったことが「メークイーン(女王陛下)」という名前の由来になったと言われています。
特徴 |
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きたあかり

キタアカリは、1987年に北海道立農業試験場で開発された比較的新しい品種で、男爵いもとメークインの良いところを併せ持つ品種です。 やや小ぶりな楕円形で、表面はなめらかな黄色みがかった見た目が特徴となっており、北海道の気候に適応するように改良されているのが特徴のひとつ。
「キタ(北)」と「アカリ(明かり)」を組み合わせた名前には、北海道の新しい光となることへの期待が込められています。
特徴 |
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べにあかり

べにあかりは、1984年に北海道農業試験場で交配され、1997年に品種登録されたじゃがいもです。鮮やかな赤色の表皮と白色の果肉が特徴です。
名前の「べに(紅)」は皮の色を、「あかり(明かり)」はジャガイモシストセンチュウ抵抗性品種に付けられてきた名称を組み合わせて名付けられました。
北海道では主に十勝地方やオホーツク地方で栽培されており、寒暖差の大きい気候が独特の食味と栄養価の向上に貢献しているとされています。
特徴 |
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インカのめざめ

インカのめざめは、1988年に北海道農業試験場で交配され、1997年に品種登録が出願され、2001年に登録された品種です。濃厚な味わいと鮮やかな黄金色の果肉が特徴の高級じゃがいもとして知られています。
小ぶりな楕円形で、表皮は薄い黄色をしています。南米アンデス地方原産の在来種を改良して誕生した品種で、名前の由来はインカ帝国の黄金文明にちなんでいます。
👉 詳細はこちら:甘み際立つ特別なじゃがいも|北海道・真狩村産『インカのめざめ』
特徴 |
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はるか

じゃがいも「はるか」は、長崎県総合農林試験場愛野馬鈴薯支場にて交配され、その後、国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構の北海道農業試験場(現(独)農業・食品産業技術総合研究機構 北海道農業研究センター)で選抜育成された品種です。果肉は白く、食味が良いことが特徴です。
加熱しても煮崩れしにくく、ホクホク感としっとり感のバランスが良いとされています。皮が薄く下処理が簡単なため、業務用でも扱いやすく、ポタージュスープ、サラダや煮物など多彩なレシピに取り入れられています。
👉 詳細はこちら:業務用じゃがいも『はるか』|甘み・ホクホク・万能
特徴 |
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