「一つの完熟トマトとの出会いから」
ある夏の日、私は北海道・真狩村で、農家の方が大切に育てた完熟トマトと出会いました。艶やかで深紅に輝くそのトマトは、見た目が“規格外”という理由だけで、出荷されずに廃棄される運命にあったのです。その場でひとつかじると、広がるのは甘みと酸味の絶妙なハーモニー。「これは捨ててしまっていいものではない」と強く感じ、北海道の野菜に秘められた価値を、もっと多くの人に届けたいという想いが芽生えました。
私たちは、見た目にとらわれず、味や想いを重視した新しい流通を目指しています。農家の方の手間ひまやこだわりを正しく伝えることで、生産者にも、消費者にも、喜びの循環が生まれると信じているからです。“もったいない”に価値を見出し、北海道の畑から都市の食卓へ。その想いを胸に、今日も一つひとつの野菜と真摯に向き合っています。

当サイト「北のやさい便」の運営会社であるMaccaLi（マカリイ）という社名は、北海道の地名として有名な「ニセコ」から車で15分ほどの所にある「真狩村」（マッカリ村）に由来します。
北海道の大自然の雄大さ、美しさを備えた「真狩村」の野菜は、羊蹄山（蝦夷富士）が何十年もかけて育んだ「おいしい水」のおかげで、それぞれが魅力的な個性を持ち、不思議なくらいおいしいのです。
「おいしい野菜」はもちろん、「美しい風景」「雄大な羊蹄山」という「真狩村の良さ」にすっかり魅了されたことから、社名を「MaccaLi（マカリイ）」とさせていただきました。