北海道の玉ねぎを業務用・卸売で仕入れるなら|北見・十勝・富良野の3大産地を徹底解説【北のやさい便】
2025年04月24日
日本の玉ねぎ生産量の約6割が、なんと北海道
たくさんの野菜が広大な土地と冷涼な気候を活かして北海道で育っているのは皆様のご存じの通りですが、玉ねぎの栽培も盛んに行われており、その品質の高さと安定供給体制は、業務用・卸売の現場でも高く評価され、全国の飲食業・食品加工業で活躍しています。
北海道は広いですが、玉ねぎがどこの地方で作られているのか?皆様はご存知ですか?「北見・十勝・富良野」の3つの地域は、玉ねぎの主要産地として知られています。そして、実は、同じ「玉ねぎ」でも、業務用用途に合わせて選べるほど、それぞれ異なる特色を持つ玉ねぎが育てられているのです。
本記事では、北のやさい便が取り扱う北海道産玉ねぎの中でも、業務用仕入れ視点でわかりやすくご紹介いたします。
北見産玉ねぎ|圧倒的な玉ねぎ産地!
北海道・オホーツク地域に位置する北見市は、日本一の玉ねぎ出荷量(年間26万トン以上)を誇る圧倒的な生産地です。
北見産玉ねぎは、日照時間が長く、降水量が少ないという環境のもとで栽培され、球の締まりが良く、貯蔵性に優れていて業務用においてもロスが少なく扱いやすいのが特徴です。
主な品種である「オホーツク222」や「北もみじ2000」は、加熱すると甘みが増し、炒め物や煮込みハンバーグや肉じゃがなどの煮込み料理にぴったりです。
さらに、播種時期の調整により、夏の暑い時期から真冬を越して春までの、8月から翌年4月まで長期出荷が可能。業務用にとっては、安定供給ができる点も大きな魅力です。
十勝産玉ねぎ|多品種・加工用に適した万能型
十勝地方では、極早生から中晩生まで幅広い品種の玉ねぎが栽培されており、これまた夏の暑い時期である真冬の間である、8月上旬から翌年3月まで出荷対応可能です。
特に注目すべきは、加工用途向けの品種「ゆめせんか」。この品種は、火を通しても型崩れしにくく、カレーやスープ、冷凍食品などへの利用に向いていて、食卓ではあまり馴染みがないかもしれませんが、実は食品加工メーカーや業務用厨房などで高い評価を受けている品種なのです。
また、JAとふけなどとの契約栽培が進んでおり、品質の均一性・トレーサビリティの確保がしやすい点も、業務用として採用される理由のひとつです。
富良野産玉ねぎ|旨味を引き出す、香り高い品種が魅力
富良野地域は、ラベンダー畑でも有名な美しい農業地帯。昭和45年頃から本格的に玉ねぎ栽培が始まり、現在ではJAふらのの主要作物のひとつになっています。
富良野産の玉ねぎは、硫化アリルという辛味成分を多く含むのが特徴で、加熱調理によって甘味・旨味に変化し、料理全体に深みをもたらします。
また、CA(Controlled Atmosphere)貯蔵やエチレン処理といった最新技術を導入し、8月から翌年7月までの通年出荷体制を実現。使いたいときに必要な分だけ仕入れられる、業務現場に嬉しい産地です。
産地別特徴まとめ
産地 | 主な特徴 | 出荷時期 | 主な品種 |
---|---|---|---|
北見 | 生産量全国トップ、貯蔵性が高い | 8月~翌年4月 | 北もみじ2000、オホーツク222 |
十勝 | 多品種、加工用途に強い | 8月~翌年3月 | ゆめせんか など |
富良野 | 甘味・香りが強く、通年供給が可能 | 8月~翌年7月 | ふらの黄 など |
北のやさい便では、業務用・卸売に最適な玉ねぎをご提案します
私たち北のやさい便では、北海道の3大産地から、業務用に適したサイズや品種の玉ねぎを選定し、安定供給・品質保証付きで全国にお届けしています。
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産地指定での仕入れ対応
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泥付き・洗浄済み・カット対応可能
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加工業者向け冷凍対応もご相談ください
どの産地・品種が最適か分からない場合でも、用途や調理方法をお聞きし、最適なご提案をいたします。
玉ねぎは“どこで作られたか”で選ぶ時代
「北海道産玉ねぎ」と一口に言っても、北見と十勝、富良野では、育て方も味わいも違います。
私たち北のやさい便では、実際に産地を訪れ、生産者の話を聞き、畑の空気を肌で感じながら仕入れ先を選んでいます。
たとえば、北見の玉ねぎは、手に取った瞬間の“締まり”が違う。
十勝では、加工現場に強い品種「ゆめせんか」が静かに支持を集めている。
富良野の玉ねぎは、加熱したときの香りが、スタッフ全員の食欲をそそりました。
「どこで、どんな想いで育てられているのか」を知っているからこそ、私たちはただの“商品”としてではなく、“信頼できる食材”として玉ねぎを提案できます。
仕入れにお悩みのときは、ぜひお気軽にご相談ください。
現場目線・メニュー目線で、あなたの厨房にぴったりな玉ねぎをご紹介します。