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じゃがいも「北カムイ」とは?味や食感の特徴、旬の時期を解説

2025年10月30日

「北カムイ(きたかむい)」という名前のじゃがいもをご存知でしょうか。
北海道で生まれたこの品種は、上品な甘みと滑らかな食感を持ち、煮崩れしにくいという調理のしやすさから注目を集めています。

この記事では、新しいじゃがいもの品種である北カムイが持つ味や食感の特徴から、旬の時期、おすすめの調理法、正しい保存方法までを詳しく解説します。

じゃがいも「北カムイ」の基本情報

北カムイは、ホクレン農業協同組合連合会によって開発された、比較的新しいじゃがいもの品種です。
代表的な品種である「男爵薯」の風味と、「とうや」が持つ調理適性の長所を併せ持つことを目標に、長い年月をかけて育成されました。

病気に強く生産者にとっても栽培しやすいという利点もあり、食味と生産性の両面から期待されているじゃがいもです。

北海道で生まれた期待の新品種「北カムイ」

北カムイは、ホクレン農業協同組合連合会が育成し、2007年に品種登録されたじゃがいもです。
その名前は、アイヌ語で「神」を意味する「カムイ」と、北の大地・北海道を組み合わせて名付けられました。

食味に定評のある「男爵薯」を母に、調理のしやすさで人気の「とうや」を父に持ち、両者の優れた点を引き継いでいます。
具体的には、男爵薯のような風味の良さを持ちながら、とうやのように煮崩れしにくく、調理後も黒くなりにくいという特性を兼ね備えています。
これらの特徴から、家庭料理からプロの現場まで、幅広い用途での活躍が期待される新品種です。

病気に強く作りやすい!10年の歳月をかけた開発秘話

北カムイの開発には、約10年という長い歳月が費やされました。
その開発目標の一つが、生産者にとって栽培しやすい品種であることです。
北カムイは、じゃがいもの生育に大きな被害を与える「ジャガイモシストセンチュウ」という病害虫への抵抗性を持っています。

このため、農薬の使用を減らすことが可能となり、環境への負荷が少なく、生産者にとっても管理がしやすいという大きなメリットがあります。
また、収量が多いことも特徴で、安定した供給が見込めます。
消費者が美味しいじゃがいもを手に取りやすい背景には、こうした生産面での優れた特性があります。

北カムイが持つ味や食感の具体的な特徴

北カムイが多くの料理好きから支持される理由は、その味や食感が持つ優れた特徴にあります。
じゃがいも本来の風味を感じさせる上品な甘み、煮込み料理に適した煮崩れしにくい性質と滑らかな舌触り、そして料理の仕上がりを美しく見せる真っ白な果肉など、他の品種にはない魅力を備えています。

これらの特徴が、日々の食卓で活躍する理由です。

すっきりとした上品な甘みが口に広がる

北カムイの味における最大の特徴は、そのすっきりとした上品な甘みです。
デンプン価は男爵薯と同程度でしっかりとした風味を持ちながら、後味にしつこさが残らないため、じゃがいも本来の美味しさを純粋に楽しめます。
この甘みは、他の食材の風味を邪魔することがなく、様々な料理の味わいを引き立てます。

加熱することでさらに甘みが増すため、ポテトサラダやふかし芋、ベイクドポテトといったシンプルな調理法でこそ、その真価が発揮されます。
素材の味を活かした調理で、北カムイならではの繊細な風味を堪能できます。

煮崩れしにくいのに舌触りはなめらか

北カムイは、煮崩れしにくいという実用的な特性を持っています。
このため、肉じゃがやカレー、シチューなどの煮込み料理に使うと、じゃがいもの形がしっかりと残り、見栄えの良い仕上がりになります。

一般的に煮崩れしにくい品種は食感が硬くなりがちですが、北カムイは加熱すると舌触りが非常に滑らかになるという点も兼ね備えています。
粉質と粘質の中間のような性質を持ち、煮込んでも硬くならず、味がしっかり染み込みます。
この調理適性の高さが、幅広い料理に対応できる理由であり、多くの場面で使いやすいと評価されています。

調理後も変色しにくい真っ白な果肉

北カムイの果肉は、雪のように真っ白で美しいことが特徴です。
さらに、加熱調理した後や時間が経っても黒くなりにくい「調理後黒変」が少ないという優れた性質を持っています。
この特性は、じゃがいもの色合いを活かしたい料理において大きな利点となります。

例えば、ポテトサラダやビシソワーズ、マッシュポテトなどを作った際に、時間が経っても美しい白色を保つため、料理の見た目の質を高めます。
皮を剥いた後の変色も少ないため、下ごしらえに時間がかかっても扱いやすく、手際よく調理を進めることができます。

北カムイが市場に出回る旬の時期と主な産地

北カムイを最も美味しく味わうためには、旬の時期や主な産地を知っておくことが大切です。
新しい品種であるため、まだどこでも手に入るわけではありませんが、出回る時期と場所を把握しておけば、新鮮な北カムイを見つけやすくなります。

ここでは、北カムイの収穫時期や主な生産地について解説します。

北カムイを味わえる収穫時期は9月から10月

北カムイの主な収穫時期は9月から10月にかけてです。
この時期に市場に出回るものは「新じゃが」にあたり、みずみずしくて風味が格別です。
皮が薄いため、よく洗って皮ごと調理するのも良いでしょう。

収穫後、適切に貯蔵されたものは翌年の春先まで流通することもありますが、北カムイ本来の繊細な甘みと香りを楽しむなら、やはり秋の旬の時期が最適です。
スーパーマーケットや青果店、産地の直売所などで「北カムイ」の表示を見かけたら、それは旬を迎えたサインです。
ぜひこの時期を狙って、新鮮な味わいを試してみてください。

主な生産地はじゃがいもの本場・北海道

北カムイの主な生産地は、名前が示す通り、じゃがいもの一大産地である北海道です。
開発元がホクレンであることからもわかるように、北海道の冷涼な気候と広大な大地に適した品種として育成されました。
特に、丘のまちとして知られる美瑛町などが産地として挙げられます。

北海道の昼夜の寒暖差が大きい気候は、じゃがいもがデンプンを糖に変え、甘みを蓄えるのに適した環境です。
この恵まれた自然条件が、北カムイ特有の上品な甘みと豊かな風味を育んでいます。
そのため、北海道産の北カムイは品質が高く、その美味しさが高く評価されています。

サイズによっても違う?「北カムイS」の使い道

じゃがいもは、品種だけでなくサイズによっても調理のしやすさや適した料理が変わります。
北カムイにも様々なサイズがありますが、中でも小ぶりなSサイズは、その大きさを活かした便利な使い方ができます。

大きなサイズとはまた違った魅力を持つ、Sサイズの北カムイの特徴とおすすめの活用法を紹介します。

小ぶりで使いやすいSサイズの北カムイとは

Sサイズの北カムイは、通常のサイズと比べて小ぶりですが、味や食感の品質は変わりません。
その最大の魅力は、皮を剥かずに丸ごと使える手軽さにあります。
小さいので火の通りが早く、調理時間を短縮できるのも利点です。

例えば、素揚げにして塩やハーブを振るだけで美味しいおつまみになりますし、アヒージョの具材として加えると、オイルの旨味を吸って絶品です。
また、シチューやポトフなどの煮込み料理にそのまま加えることで、切る手間が省けるうえ、見た目にも可愛らしいアクセントになります。
付け合わせとしても使いやすく、料理の幅を広げてくれる便利なサイズです。

北カムイの魅力を引き出すおすすめの調理法

蒸したじゃがいもとバター

北カムイが持つ上品な甘み、煮崩れしにくい性質、そして滑らかな食感は、調理法を工夫することで最大限に引き出すことができます。
素材の味をシンプルに楽しむ料理から、じっくり煮込む家庭の定番料理まで、その万能性を活かせるレシピは多岐にわたります。

ここでは、北カムイの特徴を活かした、特におすすめの調理法を具体的にご紹介します。

素材の甘みを楽しむシンプルなポテトサラダ

北カムイのすっきりとした甘みと滑らかな食感は、ポテトサラダでこそ真価を発揮します。
調理後に変色しにくいため、美しい白色の仕上がりになるのも魅力です。
美味しいポテトサラダを作るレシピのコツは、加熱して熱いうちに酢や塩こしょうで下味を付けておくこと。

こうすることで味が引き締まり、マヨネーズの量を抑えても素材の風味豊かなサラダが完成します。
北カムイ本来の味を活かすため、具材はきゅうりや玉ねぎなどシンプルなものがおすすめです。
いつものポテトサラダとは一味違う、上品な味わいを楽しめます。

味がしっかり染み込む肉じゃがなどの煮物料理

北カムイの「煮崩れしにくい」という特性は、肉じゃがやカレー、シチューといった煮込み料理において非常に重宝します。
長時間煮込んでもじゃがいもの形が崩れず、荷崩れによる煮汁のとろみも出にくいため、すっきりとした仕上がりになります。
形はしっかり保ちつつも、食感は硬くならず、だしや他の食材の旨味が中心までしっかりと染み込みます。

特に家庭料理の定番である肉じゃがでは、煮汁をたっぷりと吸い込んだ北カムイが、主役級の存在感を放ちます。
見た目も美しく、調理中の心配も少ないため、日々の煮込み料理に最適な品種です。

なめらかな食感を活かしたコロッケやビシソワーズ

加熱すると非常に滑らかな舌触りになる北カムイは、マッシュして使う料理にも最適です。
代表的な料理であるコロッケに使うと、裏ごしをしなくてもきめ細かくクリーミーなタネを作ることができます。
上品な甘みがひき肉の旨味と調和し、ワンランク上の味わいに仕上がります。

また、その真っ白な果肉と滑らかさを活かして、冷製スープのビシソワーズにするのもおすすめです。
ミキサーにかけるだけで、お店のような本格的な舌触りを実現でき、見た目も涼やかで美しい一品が完成します。
マッシュポテトやポタージュなど、食感の滑らかさが決め手となる料理でぜひ活用してみてください。

美味しさをキープする北カムイの保存方法

手に入れた北カムイの美味しさを長持ちさせるには、正しい方法で保存することが重要です。
じゃがいもは比較的保存がきく野菜ですが、保存環境によっては品質が劣化したり、芽が出やすくなったりします。

特に光や温度は品質に大きく影響するため、適切な環境を整える必要があります。
ここでは、北カムイの風味を損なわずに保管するための基本的なポイントを解説します。

光と低温を避けて新聞紙で包んで常温保存

じゃがいもを保存する上で最も重要なのは、光と低温を避けることです。
光に当たると皮が緑化し、ソラニンという天然毒素が生成されるため、必ず光を遮断できる場所で保存します。
また、冷蔵庫などの低温環境(約4℃以下)は、デンプンが糖に変わる原因となり、揚げ物にした際に焦げやすくなるなど、食味を損なう可能性があります。

最適な保存方法は、じゃがいもを一つずつ新聞紙で包み、風通しの良い冷暗所で常温保存することです。
段ボール箱に入れ、リンゴを1個一緒に入れておくと、リンゴから発生するエチレンガスが発芽を抑制する効果も期待できます。

まとめ

北カムイは、北海道で開発された比較的新しいじゃがいもの品種であり、男爵薯ととうやの長所を併せ持ちます。
その特徴は、すっきりとした上品な甘み、煮崩れしにくいながらも加熱すると滑らかになる食感、そして調理後も変色しにくい真っ白な果肉にあります。

これらの特性から、シンプルなポテトサラダから肉じゃがなどの煮込み料理、コロッケやビシソワーズまで、非常に幅広い調理に適応します。
主な収穫期は9月から10月で、主な産地は北海道です。
光と低温を避けて常温で保存することで、その品質を長く保つことが可能です。

 

北のやさい便が選ばれる理由

北カムイをはじめとする北海道産じゃがいもの魅力を最大限にお届けできるのが、私たち北のやさい便です。

北のやさい便の産地直送システム

ご存知でしょうか?日本で生産されるじゃがいもの約8割が北海道産という圧倒的なシェアを誇ることを。(参考情報はこちら
この数字が示すのは、単なる生産量の多さだけではありません。
北海道の冷涼な気候と肥沃な大地が育む、他では真似できない品質の高さの証明なのです。

北カムイのような新品種も、実は生産者と直接つながりがなければ、なかなか手に入らないのが現実です。
「煮崩れしにくいのに滑らか」という相反する特性を持つこの品種は、外食産業の皆様にとって、メニューの幅を広げる強力な味方となるはずです。
しかし、まだ生産量が限られているため、確実に仕入れるには産地との太いパイプが不可欠なのです。

北のやさい便のじゃがいもは、美瑛町をはじめとする優良産地から、その時期に最も美味しい品種を厳選してお届けしています。
北カムイはもちろん、男爵薯、メークイン、キタアカリなど、用途に応じた品種提案も私たちの強みです。

さらに、私たちが運営する実店舗では、実際に北海道産野菜の品質を直接確認いただけます。
「本当に煮崩れしにくいの?」「どれくらい甘みがあるの?」そんな疑問も、実物を見て、触れて、時には試食していただくことで解消できます。

ロットやお届け方法についても柔軟に対応可能です。小ロットでのお試しから、定期的な大量納品まで、お客様のニーズに合わせた提案をさせていただきます。
特に北カムイのような新品種は、まずは少量から試してみたいというご要望も多く、そうしたきめ細かなご相談にも応じています。

北海道のじゃがいも生産は品質向上への取り組みが年々進化しています。
私たちは、こうした産地の努力を、鮮度と品質を保ったまま全国の皆様にお届けする架け橋となることを使命としています。

「うちの料理に合うじゃがいもはどれだろう?」「季節によって使い分けたいけど、安定供給は可能?」そんなお悩みこそ、ぜひ私たちにご相談ください。
北海道の大地が育んだ本物の味を、あなたのお店のお客様にも届けてみませんか?

産地直送の新鮮さと、プロの目利きによる品質保証。それが北のやさい便が選ばれ続ける理由です。

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