みかんの業務用仕入れ。ジュース用果汁から訳あり青果まで
2026年02月27日
業務用みかんの仕入れは、用途に応じた選択が重要です。
デザートに使う高品質な青果から、みかんジュースなどの原料となる加工用果汁、コストを抑えるための訳あり品まで、その種類は多岐にわたります。
この記事では、それぞれの用途に合わせた最適なみかんの仕入れ先や、失敗しないための選定ポイントを具体的に解説します。

農薬を抑え、化学肥料に頼らず育てた、水の子みかん。ミネラル感のある、甘みと酸味の美しいバランスが魅力です。
業務用みかんの仕入れは3つの用途から選ぶ
業務用みかんを仕入れる際は、まず「青果」「加工原料」「訳あり品」の3つの用途から自社の目的に合うものを選びましょう。
生絞りのみかんジュースに使うのか、冷凍果皮を製菓材料にするのかで、求められる品質や価格帯は大きく異なります。
目的を明確にすることで、最適な仕入れ先を見つけやすくなります。
【青果】デザートや生絞りジュースに使う高品質なみかんの仕入れ
飲食店でデザートやフレッシュなみかんジュースを提供する場合、みかんの品質が商品の価値を直接左右します。
そのため、見た目の美しさ、糖度、そして鮮度が仕入れの重要な基準となります。
ここでは、ケーキの飾り付けや生絞り用途に適した、高品質な青果みかんの仕入れについて解説します。
ケーキやパフェを彩る等級・サイズが指定可能なみかん
パフェやケーキのトッピングに使用するみかんは、味はもちろんのこと、見た目の美しさが極めて重要です。
業務用仕入れでは、贈答用に使われるような「秀品」などの高い等級や、メニューの規格に合わせたMサイズ、Lサイズといったサイズ指定が可能な場合があります。
これにより、常に均一な品質の商品を提供できます。
多くの卸売サイトでは、7kgや10kgといった単位で等級やサイズを選んで発注できるため、ロスを減らしつつ、商品の見栄えを維持することが可能です。
仕入れ先を選ぶ際は、こうした細かい指定に対応しているかを確認しましょう。
産地直送で仕入れる新鮮なブランドみかん
メニューの付加価値を高めるためには、産地直送のブランドみかんを仕入れるのが効果的です。
「和歌山県産有田みかん」や「愛媛県産真穴みかん」など、特定の産地やブランドをメニューに表示することで、消費者へのアピールにつながります。
産地直送の最大のメリットは、収穫から手元に届くまでの時間が短く、圧倒的な鮮度を保てる点です。
生産者や専門業者から直接購入することで、旬の情報を得やすく、安定した品質のみかんを確保できます。
通販サイトでは、7kg単位の箱で産地から直接発送されるケースが多く、新鮮な状態で仕入れられます。
【加工原料】ドリンクや製菓に使う果汁・果皮の仕入れ
みかんをドリンクや製菓の材料として使用する場合、青果そのものではなく、加工された原料を仕入れる方が効率的です。
特に、濃縮還元ではないストレートの100%みかんジュースや、香りを活かすための冷凍果皮は、多くの食品メーカーや飲食店で重宝されています。
ここでは、加工用途に特化した原料の仕入れについて解説します。
ジュースやソースに最適な100%ストレート果汁
ドリンクメニューやソースのベースとして使用するなら、みかん本来の風味を味わえる100%ストレート果汁が最適です。
濃縮還元果汁とは異なり、熱を加える工程が少ないため、フレッシュな香りと自然な甘みが生きています。
業務用としては、保存しやすく量の調整もしやすい一升瓶や、サーバーに接続できるバッグインボックスといった形態で提供されることが一般的です。
無添加のピュアなみかんジュースは、こだわりのメニュー作りにおいて強力な武器となります。
仕入れ先によっては、品種を指定して果汁を選べる場合もあります。
ジャムや焼き菓子用の冷凍果皮・ピール
焼き菓子やジャム、パンの練り込みなどにみかんの香りや食感を加えたい場合、冷凍された果皮の仕入れが便利です。
生の果皮は処理に手間がかかりますが、業務用に加工された冷凍品であれば、必要な分だけすぐに使えて長期保存も可能です。
冷凍技術の向上により、みかん特有の爽やかな香りを損なうことなく利用できます。
商品によっては、ピール状やダイスカット、ミンチ状など、用途に合わせて形状が選べることもあります。
特に製菓材料として皮まで使用するため、残留農薬を気にする場合は、国産や無農薬を謳う製品を選ぶと良いでしょう。
【訳あり品】コストを抑えて大量に確保する規格外みかんの仕入れ
仕入れコストを少しでも抑えたい場合には、「訳あり品」や「規格外品」のみかんが有力な選択肢となります。
これらは、表面に傷があったり、サイズが不揃いだったりするだけで、味自体は正規品と変わらないことがほとんどです。
ここでは、コストパフォーマンスに優れた訳ありみかんの活用法と仕入れのポイントを紹介します。
見た目を問わない加工・調理用途におすすめの規格外品
生絞りジュースやスムージー、ジャム、ソースなど、最終的に潰したり煮詰めたりする加工用途では、みかんの見た目は問題になりません。
規格外品は、サイズが不揃い、皮に傷や黒点があるといった理由で通常ルートから外れたものですが、中身の品質や糖度は正規品と変わらない場合がほとんどです。
そのため、品質を維持しつつ、原料コストを大幅に削減できます。
業務用食材サイトでは、こうした訳あり品が7kgや10kgといった単位で格安販売されており、コストを重視する飲食店や食品加工業者にとって非常に魅力的な選択肢です。
イベントや特売で活用できる大ロットの箱買い
地域のイベントでの配布や、スーパーの特売、飲食店の詰め放題企画など、短期間で大量のみかんが必要な場面では、訳あり品の大ロット購入が最適です。
仕入れる量が多くなるほどキロあたりの単価が下がるため、大幅なコストダウンが見込めます。
例えば、7kg箱を数十ケース単位で仕入れるといった発注も可能です。
このような大量仕入れの場合は、BtoB通販サイトだけでなく、地域の青果市場や産地のJA(農協)に直接問い合わせることで、より有利な条件で取引できることがあります。
開催時期や必要な量を早めに伝え、交渉してみるのが良いでしょう。
業務用みかんの代表的な仕入れ先3つのルート
業務用みかんを仕入れるルートは、主に3つあります。
特定の産地や品種にこだわるなら「専門卸売業者」、多様な商品を比較したいなら「BtoB向け通販サイト」、そして価格交渉や現物確認を重視するなら「地域の青果市場」です。
それぞれのメリット・デメリットを理解し、自社の事業形態に最適なルートを選びましょう。
産地から直接買い付けできる専門卸売業者
和歌山や愛媛といったみかんの有名産地には、生産者と強いパイプを持つ専門の卸売業者が存在します。
こうした業者から仕入れる最大のメリットは、品質の高さと専門知識の豊富さです。
旬の品種や栽培方法に関する深い知見を持ち、用途に応じた最適な商品を提案してくれます。
また、青果だけでなく、自社工場で加工した100%みかんジュースや冷凍果皮などを扱っていることも多く、一次産品から加工品まで一貫して仕入れが可能です。
7kg単位の青果から大容量の加工原料まで、安定した品質で供給を受けられるのが魅力です。
多様な商品を比較できるBtoB向け業務用食材通販サイト
BtoB向け業務用食材通販サイトは、全国各地のサプライヤーが出店しており、多種多様な商品を比較検討できるのが強みです。パソコンやスマートフォンから24時間いつでも発注でき、価格や規格が明記されているため、仕入れ業務の効率化につながります。生果はもちろん、冷凍品や瓶詰め商品まで、複数の業者の商品を一覧で比較し、自社の条件に最も合うものを選べます。
新規開業時など、まだ特定の仕入れルートがない場合でも、手軽に全国のサプライヤーと取引を開始できる利便性の高いプラットフォームです。
直接交渉も可能な地域の青果市場
地域の青果市場は、自分の目で直接商品を確認し、仲卸業者と対面で話しながら仕入れができる場所です。
旬の情報を得たり、その日の入荷状況に応じて柔軟に仕入れ内容を変えたりできるのが大きなメリットです。
信頼関係を築くことで、品質の良い商品を優先的に回してもらえたり、価格交渉に応じてもらえたりする可能性もあります。
特に、7kg箱を数十ケースといったまとまった量を継続的に仕入れる場合は、交渉次第で有利な条件を引き出しやすいでしょう。
地域に根ざしたビジネスを展開している場合、地元の市場とのつながりは重要な資産となります。
仕入れ先選びで失敗しないための4つのチェックポイント
良い仕入れ先を見つけることは、事業の安定に直結します。
価格や品質だけでなく、取引条件が自社の運営スタイルに合っているかを確認することが重要です。
ここでは、最小ロット、支払い方法、供給の安定性、品質保証という4つの観点から、仕入れ先選びで失敗しないためのチェックポイントを解説します。
希望の量で発注できる最小ロットを確認する
仕入れ先を選ぶ際、まず確認すべきは最小発注ロット(最低注文単位)です。
特に個人経営の店舗や小規模な事業者にとって、必要以上の量を仕入れることは、在庫過多や廃棄ロスのリスクにつながります。
例えば、青果であれば7kgや10kgの箱単位、加工品であれば1ケース単位など、業者によって最小ロットは様々です。
自社の1回の使用量や保管スペースを考慮し、無理なく発注できる単位で取引可能な仕入れ先を選びましょう。
逆に、大量に使用する場合は、大ロットでの注文に対応しているか、またその場合の割引があるかも重要なポイントです。
自社の経理方式に合う支払い方法に対応しているか
支払い方法の柔軟性は、円滑な経理処理とキャッシュフローの安定に不可欠です。
多くの通販サイトではクレジットカード決済や銀行振込が主流ですが、法人や個人事業主の場合、月末締めの翌月払いといった「請求書払い(掛け売り)」に対応しているかどうかが重要な選定基準となります。
継続的な取引を検討しているなら、掛け売りが可能かどうかを事前に必ず確認しましょう。
仕入れ先によっては、取引実績に応じて掛け売りに移行できる場合もあります。
支払いサイクルの確認を怠ると、資金繰りに影響が出る可能性もあるため注意が必要です。
年間通して安定供給できるか、定期配送の可否
みかんは本来、収穫時期が限られる季節の果物ですが、業務用として通年メニューに使用する場合は、年間を通じた安定供給が不可欠です。
仕入れ先がハウス栽培品を扱っているか、あるいは冷凍果汁や冷凍果皮といった加工品で対応できるかを確認しましょう。
特に冷凍品は、旬の時期に収穫・加工されているため、品質を保ちながら年間を通じて安定的に仕入れることが可能です。
また、発注の手間を省くために、決まったサイクルで商品を届けてくれる定期配送サービスに対応しているかも確認しておくと、店舗運営の効率化に繋がります。
品質を確認できるサンプル提供や保証の有無
初めて取引する仕入れ先の場合、写真や説明文だけでは品質を判断しきれないことがあります。
特に、みかんジュースや冷凍ピューレといった加工品は、風味や糖度が製品の決め手となるため、事前に品質を確認したいところです。
そのため、有料または無料でサンプルを提供してくれるかどうかは、重要な判断材料になります。
また、生鮮食品である青果を輸送する場合、傷みや腐敗といったトラブルは避けられません。
万が一、届いた商品に問題があった場合に、返品や交換などの保証制度が整っているかも必ず確認しておきましょう。
こうしたサポート体制の有無が、安心して取引できるかどうかの分かれ目です。
業務用みかんの仕入れに関するよくある質問

ここでは、業務用みかんの仕入れを検討している方から、特によく寄せられる質問とその回答をまとめました。
少量からの発注や産地、送料に関する疑問など、仕入れを始める前に知っておきたいポイントを解説しますので、ぜひ参考にしてください。
個人事業主ですが、少量からでも業務用価格で仕入れられますか?
はい、可能です。
多くのBtoB向け通販サイトや専門卸売業者は、個人事業主も会員登録できます。
7kg箱1つといった比較的小さなロットからでも業務用価格で購入できる場合が多いため、小規模な店舗でも気軽に利用できます。
業務用みかんの仕入れで有名な産地はどこですか?
和歌山県と愛媛県が全国的に有名な二大産地です。
和歌山県の「有田みかん」や愛媛県の「真穴みかん」など、高品質なブランドみかんが多数あります。
また、これらの地域ではみかんジュースをはじめとする加工品の生産も盛んです。
仕入れの際に送料を安く抑える方法はありますか?
一度に注文する量を増やすことで、1箱あたりの送料負担を軽減できます。
例えば7kg箱を1つ送るより複数まとめて送る方が割安になることがあります。
また、業者によっては一定金額以上の購入で送料無料になるサービスもあるため、条件を確認しましょう。
まとめ
業務用みかんを仕入れる際は、まずデザート用の青果、みかんジュースや冷凍果皮といった加工原料、あるいはコスト削減のための訳あり品など、自社の用途を明確にすることが第一歩です。
その上で、産地直送の専門業者、多様な商品を比較できるBtoB通販サイト、対面での交渉が可能な青果市場といった仕入れルートの中から、事業形態に合ったものを選びます。
取引を開始する前には、最小ロットや支払い方法、年間を通じた供給の安定性、サンプルの有無などを確認することで、失敗のリスクを減らすことができます。
これらのポイントを踏まえ、最適な仕入れ先を見つけてください。
北のやさい便が選ばれる理由

みかんは、じゃがいもや玉ねぎのように「北海道産だから強い」と語れる商材ではありません。
だからこそ業務用仕入れでは、産地名だけでなく、必要な時に必要な品質をどう集め、どう届け、どう欠品を防ぐかが重要になります。
仕入れは、単に箱を買う作業ではありません。
メニューを止めないための設計であり、現場の信頼を守るための土台です。
実際、みかんは高温の影響で収穫量が落ちる年もあり、単一の産地や単発の仕入れ先だけに頼る体制は、繁忙期ほど不安定さが表面化しやすくなります。
たとえば、デザート用の青果は見た目と鮮度が求められますし、ジュース用果汁や果皮原料は安定した規格と継続供給が欠かせません。
用途が違えば、仕入れで重視すべき条件も変わります。
そのため、「安い所を探す」だけではなく、「用途ごとに最適な調達先を組み合わせる」という考え方が、結果としてロスや欠品の回避につながります。
その点、北のやさい便は北海道を拠点としながら、道内多数の農家との取引に加えて、札幌中央卸売市場をはじめ全国各地に仕入れ先を確保し、相場情報もタイムリーに把握できる体制を整えています。
さらに、自社ロジスティックスを活かした配送対応や、小ロット・細かなオーダーへの相談体制もあり、業務用の現場で重要になる「止めない仕入れ」を支える発想が明確です。
みかんのように産地特性が強い商材でも、こうした調達設計の幅があることで、用途に応じた相談がしやすくなります。
相場や作柄を感覚で見るのではなく、一次情報を押さえた上で仕入れ先と会話できる担当者ほど、現場で強い判断ができます。
仕入れ担当者の仕事は、商品を買うことではなく、売場や厨房を止めないことです。
もし、青果・加工原料・訳あり品のどれを軸にすべきか迷う場合や、継続供給を前提に仕入れルートを整理したい場合は、業務用仕入れ・卸向けの相談ページを確認してみてください。
単発の価格比較だけでは見えにくい、供給の組み立て方や相談の入口が見えてきます。
仕入れの不安を減らすことは、現場の安定だけでなく、利益と評価を守ることにもつながります。
次の欠品や相場変動が来る前に、調達先の設計を一段深く見直しておく価値は十分にあります。






