北海道産いちご「雷峰」は夏秋のケーキ作りに!酸味や硬さの特徴も
2026年05月08日
目次
北海道産いちご「雷峰」は夏秋のケーキ作りに!酸味や硬さの特徴も
北海道産のいちご「雷峰(らいほう)」は、国産いちごが品薄になる夏から秋にかけて収穫される希少な品種です。
しっかりとした酸味と硬い果肉が特徴で、特にショートケーキやタルトなどのお菓子作りに適しています。
この記事では、雷峰が製菓のプロに選ばれる理由や味わい、他の品種との違い、購入方法について詳しく解説します。
北のやさい便に、北海道産いちご「雷峰」が入荷

先日、北のやさい便に北海道産の雷峰いちごが入荷しました。
北のやさい便では日頃から北海道産の青果を中心に取り扱っていますが、雷峰はそのなかでも特に珍しい品種のひとつです。実際に手に取ってみると、他の品種と比べてしっかりとした果肉の硬さが印象的で、「これはケーキ用に向いているな」と納得できる存在感があります。
雷峰の大きな特徴は、酸味の強さです。上品な甘みの中にキリッとした酸味が感じられるため、ケーキなどのお菓子作りに適した品種として知られています。
ここで少し気になるのが、「あまおう」や「とちおとめ」をケーキに使えばいいのでは?という疑問です。じつはケーキやデザートには砂糖が使われているため、「あまおう」や「とちおとめ」のように糖度が高い品種を使うと、甘いクリームやスポンジとのバランスが崩れてしまうことがあります。その点、雷峰はしっかりとした酸味がクリームの甘さと絶妙なコントラストをつくり出してくれるのです。
また、今回入荷した雷峰を栽培しているのは、市川氏が主宰する「雷峰研究会」の会員農家です。雷峰研究会には栃木県のグループがあり、北海道内でたった4人だけが栽培を行っているという非常に特別な品種なんだそうです。生産者の顔が見える青果を扱う北のやさい便としても、この希少性と背景には毎回驚かされます。
北海道産の雷峰は、いちごが少ない夏から秋に収穫できる希少品種
「雷峰」は、出願者育成の四季成性系統「CN-D」(後の「円雷」)と「女峰」の実生系統を交配して育成された品種です。花芽分化期が早く、成熟期も早いです。また、季性は「時々四季成」とされています。
一般的な一季成りのいちごが冬から春に旬を迎えるのに対し、「雷峰」は6月〜11月頃の夏から秋に収穫期を迎える夏秋いちごです。 この時期はいちごの流通が減少するため、希少価値が高いとされています。
「雷峰」は冷涼な気候を好むため、日本では福島県飯舘村などで栽培されています。 甘みと酸味のバランスが良く、歯ごたえがあり日持ちも良いという特徴があります。 生食では酸味が強く感じられるため、ケーキや菓子などの加工用に向いているとされています。
年間を通じてケーキなどに国産いちごを使いたいというパティシエや製菓店からの需要が高く、その希少性から価値のあるいちごとして扱われています。
製菓のプロが選ぶ!いちご雷峰がケーキ作りに最適な3つの理由
製菓のプロや専門家が、夏秋いちごの中でも特に雷峰を選ぶのには明確な理由があります。
その理由は、加工に適した「硬さ」、クリームと調和する「酸味」、そしてデコレーションに映える「形状」の3点に集約されます。
これらの特性が、プロの求める厳しい基準を満たし、お菓子の完成度を大きく左右します。
理由1:果肉が硬く煮崩れしにくいので加工しやすい
雷峰の最大の特徴の一つは、そのしっかりとした硬い果肉です。
輸送中に傷みにくく、カットした際に形が崩れないため、美しい断面を活かしたケーキ作りが可能です。
また、加熱しても煮崩れしにくいため、ジャムやコンフィチュール、ソースなどに加工する際にも扱いやすいというメリットがあります。
この加工耐性の高さが、業務用として安定した品質を求められるプロの現場で重宝される理由です。
理由2:クリームの甘さを引き立てるしっかりとした酸味
雷峰の味わいは、甘さよりも爽やかな酸味が際立っています。
このキリッとした酸味が、ショートケーキに使われる生クリームやカスタードクリームの濃厚な甘さと絶妙なバランスを生み出します。
甘いクリームと合わせることで、いちごの存在感が引き立ち、全体の味わいを引き締めて単調になるのを防ぎます。
ただ甘いだけではない、メリハリの効いたお菓子作りに最適な品種です。
理由3:形が揃った綺麗な円錐形で飾り付けに映える
雷峰は、全体的に粒の形が整った美しい円錐形をしています。
サイズが比較的均一なため、ケーキのトップに飾るデコレーションとして非常に見栄えが良いのが特徴です。
半分にカットしても美しい形を保ち、タルトの上に並べたり、ショートケーキの側面に貼り付けたりする際にも統一感を出しやすくなります。
見た目の美しさが重視される製菓において、この形状の良さは大きな利点です。
雷峰の酸味はどのくらい?生食での味わいを正直に解説

雷峰を生でそのまま食べた場合、冬から春に出回る「とちおとめ」や「あまおう」のような強い甘さを期待すると、酸味が強く感じられるかもしれません。
果肉が硬く、果汁も少なめなので、生食専用のいちごと比較すると食感やジューシーさも異なります。
しかし、酸味の効いたフルーツが好きな方にとっては、その爽やかな風味が魅力的に感じられます。
基本的にはお菓子作りなどの加工用に向いている品種ですが、練乳や砂糖をかけて甘さを補うことで、生でも美味しく味わえます。
他の夏いちご(すずあかね等)と雷峰の風味や硬さの違いを比較
夏から秋にかけて収穫されるいちごには、雷峰の他に「すずあかね」などの品種もあります。
雷峰は、他の夏いちごと比較して特に果肉が硬く、酸味が際立っているのが特徴で、より加工に特化した品種といえます。
一方、すずあかねは雷峰に比べると甘みと酸味のバランスが良く、果肉も適度な硬さを持つため、加工だけでなく生食にも向いています。
ケーキの味のアクセントとして酸味を際立たせたい場合は雷峰、汎用性を求めるならすずあかねなど、用途によって使い分けるのが良いでしょう。
北海道の熟練農家だけが栽培する希少価値の高さ
雷峰はもともと栃木県で開発された品種ですが、その栽培は非常に難しく、安定した品質で収穫するには高度な技術と経験が求められます。
特に、夏場の高温多湿な環境は栽培に適さず、冷涼な気候が不可欠です。
そのため、現在では主に北海道の限られた熟練農家が栽培を手がけています。
生産量が少なく、栽培できる農家も限定されていることから、雷峰は希少価値の高い国産いちごとして知られています。
北海道産いちご雷峰はどこで買える?主な通販サイトと販売時期
いちごの品種「雷峰」の主な産地は福島県飯舘村です。一般のスーパーマーケットや青果店ではあまり見かけることはなく、主に菓子店など加工用として出荷されています。購入を希望する場合は、オンラインストアなどで販売時期や在庫状況を事前に確認することをおすすめします。
業務用から個人向けまで対応するオンラインストア
雷峰を取り扱うオンラインストアでは、パティシエなどが使用する業務用の大ロットから、個人のお菓子作り愛好家向けの少量パックまで、様々な単位で購入できる場合があります。
北海道の生産者が運営するBASEや楽天市場などの通販サイトが主な販売窓口です。
旬の時期になると予約販売を開始するストアもあるため、こまめに情報をチェックすることをおすすめします。
ケーキ作りに使いやすいSサイズなどの規格について
通販サイトで販売される雷峰は、S、M、Lといったサイズ規格で分けられていることが多くあります。
特にショートケーキのデコレーションなどには、小ぶりで形の良いSサイズやMサイズが人気です。
ジャムなどの加工用には、サイズが不揃いな訳あり品が手頃な価格で販売されることもあります。
用途に合わせて最適なサイズや規格を選ぶことで、無駄なく使い切ることができます。
主な収穫・販売時期は6月〜11月
雷峰の主な収穫・販売時期は、6月から11月頃までです。
国産いちごが市場から少なくなるこの期間に、安定して供給される貴重な存在です。
ただし、農産物であるため天候によって収穫時期や収穫量が変動することがあります。
特にシーズン序盤や終盤は供給が不安定になる可能性もあるため、確実に入手したい場合は、販売開始の告知を見逃さないようにしましょう。
北海道産いちご「雷峰」に関するよくある質問
ここでは、北海道産いちご「雷峰」について、多く寄せられる質問とその回答をまとめました。
購入や保存、食べ方に関する疑問を解消します。
Q1. 雷峰を生で食べる場合のおすすめの食べ方はありますか?
練乳やハチミツ、砂糖などをかけて食べるのがおすすめです。
雷峰のしっかりとした酸味が、加えられた甘みによって和らぎ、バランスの良い味わいになります。
また、スライスしてヨーグルトやシリアルのトッピングとして活用するのも、爽やかな酸味を楽しめる食べ方です。
Q2. 雷峰いちごを長持ちさせる保存方法を教えてください。
冷蔵庫の野菜室で保存するのが基本です。
乾燥を防ぐため、洗わずにヘタを付けたまま、いちご同士が重ならないように保存容器に並べます。
その上からキッチンペーパーをかぶせ、ラップをするか容器の蓋を閉めて保存すると鮮度が保たれやすくなります。
まとめ
北海道産のいちご「雷峰」は、6月〜11月の夏から秋に収穫される希少な四季成り品種です。
その特徴は、加工に適した硬い果肉、クリームの甘さを引き立てる強い酸味、そしてデコレーションに映える美しい円錐形にあります。
これらの特性から、特にパティシエなど製菓のプロに高く評価されています。
一般のスーパーではほとんど流通しておらず、主に生産者のオンラインストアなどで購入可能です。
北のやさい便が選ばれる理由

夏の仕入れ計画を立てるとき、国産いちごは「春だけのもの」と最初から選択肢を狭めていないでしょうか。
雷峰のような夏秋いちごは、全国でも安定供給できる農家が極めて少なく、ルートを確保している業者はまだ多くないです。
この希少性を「使えない食材」ではなく「差別化できる食材」として捉えられるかどうかが、季節メニューの幅を左右します。
雷峰の硬い果肉と強い酸味は、加工耐性という観点から見れば、春いちごとは異なる明確な強みを持っています。
煮崩れしにくく、輸送中も傷みにくいです。
製菓・外食の現場で「夏でも国産いちごを使いたい」という需要が確実に存在する以上、この品種の価値は今後さらに高まるとみられています。
北のやさい便は、産地・市場と直接つながりながら、希少な旬の青果をいち早く届けることを大切にしています。
仕入れロットや規格の相談にも柔軟に対応しており、飲食店・給食・加工業者など幅広いニーズに合わせた提案が可能です。
希少品種の入荷情報は、タイミングを逃せば次のシーズンまで手が届きません。
夏の国産いちご仕入れについて、まずは気軽にお問い合わせください。

「北のやさい便」は、北海道産野菜の卸売・仕入れのスペシャリスト集団です。
札幌中央卸売市場をはじめ、北海道の真狩村をはじめ、全国の農家さんとの独自のネットワークを活かし、鮮度と品質にこだわった旬の野菜情報を発信しています。
飲食店や食品加工メーカー様の「美味しい野菜を安定して届けたい」という想いに応えるため、市場の相場情報や野菜の豆知識を、現場の視点からお届けします。






