パクチーの旬はいつ?美味しい時期と選び方、保存方法を解説
2026年06月18日
独特の風味で料理のアクセントになるパクチー。
パクチーが最も美味しい旬はいつなのか、美味しい時期の味の特徴や、新鮮なパクチーの選び方、長持ちさせる保存方法まで詳しく解説します。
旬の時期を知ることで、より一層パクチーの魅力を味わえます。
目次
そもそもパクチーとはどんなハーブ?コリアンダーとの違いも解説
パクチーは、地中海沿岸が原産とされるセリ科の一年草です。
独特の強い香りが特徴で、エスニック料理を中心に世界中で利用されています。
実は「パクチー」「コリアンダー」「シャンツァイ」はすべて同じ植物を指す言葉です。
日本では葉や茎を生のままハーブとして使う際にタイ語由来の「パクチー」と呼ぶのが一般的です。
一方で、乾燥させた種子をスパイスとして使う場合は英語の「コリアンダー」と呼ばれることが多いです。
パクチーが一番美味しい旬の時期は春と秋の年に2回
パクチーの旬は、主に春(3月~6月頃)と秋(9月~11月頃)の年に2回あります。
パクチーは涼しい気候を好む植物で、厳しい暑さや寒さは得意ではありません。
そのため、比較的穏やかな気候の春と秋に最もよく育ち、香り高く美味しい時期を迎えるのです。
現在ではハウス栽培の技術が進んだことにより一年中市場に出回っていますが、露地栽培で旬の時期に収穫されたものは特に風味が良いのが特徴です。
春(3月~6月)に収穫されるパクチーの味の特徴
春に収穫されるパクチーは、冬の寒さを乗り越えてゆっくりと成長するため、葉や茎が柔らかいという特徴があります。
香りも比較的マイルドで、ほのかな甘みを感じやすいです。
えぐみが少なく食べやすいため、パクチー特有の強い香りが少し苦手な方でも挑戦しやすいでしょう。
フレッシュな風味を活かして、サラダや生春巻き、料理のトッピングなど、生で食べる調理法に向いています。
秋(9月~11月)に収穫されるパクチーの味の特徴
秋に収穫されるパクチーは、夏の強い日差しを浴びて育つことで、春のものに比べて香りが力強く、風味が濃厚になる傾向にあります。
葉や茎もしっかりとしており、パクチーならではのエスニックな香りを存分に楽しみたい方におすすめです。
この力強い風味は加熱しても飛びにくいため、炒め物やスープ、煮込み料理など、香りを料理の主役にしたい場合に最適です。
旬以外の時期(夏・冬)はパクチーの味が落ちる?
パクチーは涼しい気候を好むため、旬以外の夏や冬は味が若干落ちる傾向があります。
夏の高温期には、暑さから身を守ろうとして茎が硬くなったり、葉に苦みやえぐみが出やすくなったりします。
一方、冬の低温期は成長が遅くなり、風味が弱まることがあります。
ただし、近年はハウス栽培が主流となっており、年間を通じて品質が安定しています。
そのため、旬以外の時期でも美味しいパクチーを食べることは可能です。
新鮮で美味しいパクチーを見分ける4つの選び方

スーパーなどでパクチーを選ぶ際に、いくつかポイントを押さえるだけで、より新鮮で美味しいものを見分けることができます。
葉の色や茎の状態、根の有無など、購入前にチェックしたい4つの選び方を紹介します。
これらのポイントを参考に、風味豊かなパクチーを選びましょう。
【葉の色】鮮やかな緑色でみずみずしいか確認する
まず確認したいのが葉の色です。
新鮮なパクチーの葉は、鮮やかで濃い緑色をしており、全体的にみずみずしさとハリがあります。
葉先が黄色く変色していたり、茶色っぽくなっていたりするものは、収穫から時間が経ち鮮度が落ちているサインです。
また、葉がしなびて元気がないものも避け、生き生きとした見た目のものを選びましょう。
【茎の状態】ハリがあって太すぎないものがおすすめ
次に茎の状態をチェックします。
茎は根元から葉先までピンとまっすぐ伸びていて、ハリがあるものが新鮮です。
触ったときにふにゃっと柔らかいものは鮮度が落ち始めています。
また、茎が太すぎると繊維が硬く、食感が悪くなることがあります。
細ねぎ程度の太さを目安に、太すぎず、しっかりとした茎のものを選ぶのがおすすめです。
【根の状態】可能なら根付きを選ぶと鮮度が長持ちする
もし根が付いたままの状態で売られている場合は、積極的に選ぶことをおすすめします。
根付きのパクチーは収穫後も根から水分を吸収できるため、カットされたものよりも鮮度が長持ちします。
新鮮な根は、白くてハリがあり、傷や変色がないのが特徴です。
また、この根は非常に香りが強く、料理にも活用できます。
パクチーの下処理については「パクチーの下処理と保存法」で詳しく紹介しています。
【香り】葉の香りがしっかりと感じられるものを選ぶ
パクチーの最大の魅力である香りも、鮮度を見分ける重要なポイントです。
新鮮なパクチーは、袋の上からでも分かるほど、特有の爽やかで力強い香りを放っています。
香りが弱い、あるいはほとんど感じられないものは、収穫されてから時間が経過し、風味が落ちている可能性があります。
購入前にそっと香りを確かめてみるのも良いでしょう。
パクチーの独特な香りを長持ちさせる正しい保存方法
パクチーは葉が薄く繊細なため、乾燥に弱く、比較的傷みやすいハーブです。
購入後は適切な方法で保存することで、特有の香りと鮮度を長持ちさせることができます。
すぐに使う場合と、長期間保存したい場合に合わせて、冷蔵と冷凍の2つの基本的な保存方法を覚えておきましょう。
パクチーの保存方法については「パクチーの冷蔵・冷凍保存のコツ」で詳しく紹介しています。
【冷蔵保存】コップの水に挿して乾燥を防ぐのが基本
2〜3日で使い切る場合は、冷蔵保存が適しています。
根付きの場合は、根の部分を軽く洗い、水の入ったコップや瓶に挿します。
その上からビニール袋をふんわりとかけて、冷蔵庫の野菜室で立てて保存すると、みずみずしさを保てます。
根がカットされている場合は、湿らせたキッチンペーパーで茎の切り口を包み、ポリ袋や保存容器に入れて野菜室で保存しましょう。
パクチーの洗い方については「パクチーの洗い方と鮮度を保つ保存法」で詳しく紹介しています。
【冷凍保存】刻んでおけば1ヶ月ほど風味を保てる
すぐに使い切れない場合は、冷凍保存が便利です。
パクチーをよく洗ってキッチンペーパーで水気をしっかりと拭き取り、使いやすい長さにカットするか、細かく刻みます。
これを冷凍用保存袋に平らになるように入れて、空気を抜いてから冷凍庫で保存します。
約1ヶ月ほど風味を保つことができ、凍ったままスープや炒め物に加えることができるので非常に便利です。
旬のパクチーを丸ごと味わう!部位別のおすすめ調理法
パクチーは、葉だけでなく茎や根もそれぞれ異なる風味と食感を持ち、余すところなく美味しく食べられるハーブです。
旬のパクチーが手に入ったら、ぜひ各部位の特徴を活かした調理法を試してみましょう。
ここでは、葉・茎・根に分けて、手軽にその魅力を引き出すおすすめの食べ方を紹介します。
「葉」はサラダや薬味としてフレッシュな香りを楽しむ
パクチーの葉は柔らかく、爽やかな香りが最も際立つ部位です。
このフレッシュな風味を活かすには、加熱せずに生で食べるのが一番です。
ざく切りにしてサラダに加えたり、生春巻きの具材にしたりするのが定番です。
また、フォーやカオマンガイといったエスニック料理の仕上げにたっぷりとのせる薬味としても大活躍します。
料理に彩りと本格的な香りを添えてくれます。
「茎」は刻んで炒め物に加え食感と風味をプラス
葉に比べてしっかりとした食感がある茎の部分は、細かく刻んで加熱調理に使うのがおすすめです。
茎にも豊かな香りがあるため、炒め物やチャーハン、ひき肉と混ぜて餃子やつくねのタネに加えると、良い風味付けになります。
また、シャキシャキとした食感がアクセントにもなるため、卵焼きに混ぜ込むのも良いでしょう。
葉とは違った楽しみ方ができます。
香りが最も強い「根」はスープや煮込み料理の出汁に活用
捨ててしまいがちな根ですが、実はパクチーの中で最も香りの成分が凝縮されている部位です。
よく洗って土を落とした根を、スープやカレーなどの煮込み料理に加えると、深みのある本格的な風味が出ます。
鶏肉を茹でる際にネギの青い部分や生姜と一緒に入れると、鶏の臭みを消し、エスニック風の茹で鶏が作れます。
使用後は取り出して使いましょう。
パクチーの切り方については「パクチーの切り方と香りを活かす料理別の基本」で詳しく紹介しています。
美容や健康にも嬉しい!パクチーに含まれる主な栄養素
パクチーは独特の風味が魅力ですが、栄養価が高いことでも知られています。
特に豊富なのがβ-カロテンで、体内でビタミンAに変換され、皮膚や粘膜の健康維持を助ける働きがあります。
また、β-カロテンは強い抗酸化作用を持つため、アンチエイジング効果も期待されます。
その他にも、ビタミンCやビタミンE、骨の健康に欠かせないカルシウム、貧血予防に役立つ鉄分などもバランス良く含んでいます。
さらに、体内の有害物質を排出するデトックス効果も注目されています。
パクチー 旬に関するよくある質問
ここでは、パクチーの旬に関するよくある質問にお答えします。
パクチーの旬が年に2回あるのはなぜですか?
パクチーが生育に適した涼しい気候を好む植物だからです。
生育に最適な気温になるのが春と秋であるため、露地栽培ではこの時期に旬を迎えます。
パクチーは極端な暑さや寒さが苦手で、真夏や真冬は生育が鈍るため、年に2回美味しい時期があります。
国産と外国産のパクチーで旬の時期に違いはありますか?
はい、違いがあります。
日本のパクチーは国内の気候に合わせて栽培されるため、春と秋が旬になります。
一方、主な輸入元であるタイやベトナムなどの東南アジアでは、年間を通して温暖な気候のため特定の旬はなく、一年中収穫されています。
パクチーの独特な風味が苦手でも食べやすくなる調理法はありますか?
加熱調理や油と組み合わせる調理法がおすすめです。
天ぷらや炒め物にすると、香りが和らぎ食べやすくなります。
また、細かく刻んでポテトサラダやドレッシング、ハンバーグのタネなどに少量混ぜ込むと、他の食材と馴染み、風味のアクセントとして楽しめます。
まとめ
パクチーの露地栽培では、春(3月~6月頃)と秋(9月~11月頃)に種まきが可能で、生育適温は15~25℃です。春まきは4月中旬頃から収穫できますが、5月頃には「とう立ち」(花茎が伸びる現象)が始まり葉が硬くなることがあります。秋まきは8月下旬~11月が適期で、11月頃が旬となり、10月以降にまくと年明けに収穫でき、寒さで甘みが増しておいしくなると言われています。
新鮮なパクチーを選ぶ際は、葉の色や茎のハリ、根の状態を確認することが大切です。
適切な保存方法を実践すれば、美味しさを長持ちさせられます。
葉だけでなく、茎や根も料理に活用して、旬のパクチーを丸ごと味わってみてください。
北のやさい便が選ばれる理由

飲食店や福祉給食の現場では、パクチーのような香味野菜こそ「安定した品質」が問われます。
旬の時期だけ良ければいいわけではなく、年間を通じて同じクオリティで届くかどうかが、仕入れ先選びの本質です。
メニューは通年で組まれるものであり、食材のばらつきは料理のクオリティに直結します。
だからこそ、産地とのつながりの深さが、信頼できる仕入れ先の条件になります。
北海道は、日本の野菜産地として全国トップクラスの産出額を誇ります。
玉ねぎ・じゃがいも・にんじんといった根菜類では国内生産の大きな割合を占めており、農林水産省の作物統計でもその存在感は明らかです。
北のやさい便は、その北海道を主軸に全国の生産者とも連携しながら、業務用の安定供給を支えています。
パクチーのような鮮度と香りが命の食材は、産地から食卓までの距離が短いほど品質が保たれます。
「いつ届いても同じ状態」を確保できる体制があるかどうかは、現場の担当者として見逃せないポイントです。
業務用の青果仕入れでは、規格・ロット・納品サイクルなど、個別の条件が多く発生します。
業務用野菜の卸・仕入れサービスでは、そうした現場ごとの要件に対応できる体制を紹介しています。
数量や規格についての相談にも対応しているため、新規取引の検討段階からでも気軽に状況を伝えることができます。
仕入れ先の見直しや新規取引を検討している方は、まず必要な規格・数量などの条件をお気軽にご相談ください。

「北のやさい便」は、北海道産野菜の卸売・仕入れのスペシャリスト集団です。
札幌中央卸売市場をはじめ、北海道の真狩村をはじめ、全国の農家さんとの独自のネットワークを活かし、鮮度と品質にこだわった旬の野菜情報を発信しています。
飲食店や食品加工メーカー様の「美味しい野菜を安定して届けたい」という想いに応えるため、市場の相場情報や野菜の豆知識を、現場の視点からお届けします。






