万願寺とうがらしの人気レシピ15選!簡単な食べ方から下処理・保存法まで
2026年07月08日
万願寺とうがらしは、その大きさと甘みで人気の野菜です。
この記事では、万願寺とうがらしの魅力を最大限に引き出す人気レシピを15種類ご紹介します。
素材の味を活かすシンプルな料理から、ご飯が進む主役級のおかず、作り置きに便利な副菜まで、様々な調理法を網羅しました。
また、正しい下処理や保存方法も解説しているので、購入後も無駄なく美味しく使い切れます。
毎日の献立にぜひお役立てください。
目次
万願寺とうがらしとは?辛くない甘みが魅力の京野菜

万願寺とうがらしは、京都府舞鶴市が発祥とされる京野菜の一種です。
「とうがらし」という名前ですが、辛み成分であるカプサイシンがほとんど含まれていないのが大きな特徴です。
ししとうやピーマンと同じナス科トウガラシ属の野菜で、伏見とうがらしと海外の大型ピーマン類が自然交雑して生まれた品種といわれています。
その見た目は、大きくて肉厚、そして鮮やかな緑色が印象的です。
加熱するとさらに甘みが増し、特有の風味と柔らかい食感が楽しめます。
まさに「とうがらしの王様」とも呼ばれる、魅力あふれる野菜です。
ししとうやピーマンとの味や見た目の違い
万願寺とうがらしは、ししとうやピーマンと似ていますが、いくつかの明確な違いがあります。
まず見た目の特徴として、万願寺とうがらしは長さが15cm以上になる大型の唐辛子で、ししとうよりも大きく、ピーマンよりも細長い形をしています。
果肉はピーマンよりも柔らかく、肉厚な点が特徴です。
味については、ピーマン特有の苦みや青臭さが少なく、加熱すると強い甘みが出ます。
ししとうは時々辛い「当たり」がありますが、万願寺とうがらしは基本的に辛くないため、子どもから大人まで安心して食べられる野菜です。
「万願寺甘とう」は高品質なブランドの証
市場で「万願寺とうがらし」と「万願寺甘とう」という二つの名前を見かけることがあります。
これらは同じ品種を指しますが、「万願寺甘とう」はJA京都が管理する登録商標であり、特別な意味を持ちます。
京都府内の指定された地域で栽培され、長さや太さ、色つやなど厳しい基準をクリアしたものだけが「万願寺甘とう」として出荷されます。
このブランド名は、品質の高さを保証する証であり、伝統的な京野菜としての価値を守るための取り組みです。
購入する際は、この名前を目印に選ぶのも良いでしょう。
こうした品質基準の明確さは、仲卸や卸売の現場で青果を選ぶ際にも重要な判断材料になります。
仕入れ担当者向けの詳しい情報は、仲卸・卸売関係者向けのご案内でご確認いただけます。
【調理法別】万願寺とうがらしの人気おすすめレシピ15選
万願寺とうがらしは、その甘みと柔らかさを活かして、さまざまな料理に活用できます。
ここでは、焼く・炒める・煮る・揚げるといった調理法別に、おすすめの人気レシピを合計15種類ご紹介します。
素材の味をシンプルに楽しむ簡単な一品から、食卓の主役になるボリューム満点のおかず、作り置きにも便利な副菜まで、幅広く集めました。
毎日の献立作りの参考に、ぜひお気に入りのレシピを見つけてください。
素材の味を堪能!焼くだけ・炒めるだけのシンプルレシピ4選
万願寺とうがらしの最大の魅力である甘みを存分に味わうなら、シンプルな調理法が一番です。
グリルやフライパンで焦げ目がつくまで焼く「素焼き」は、生姜醤油や鰹節をかけるだけで絶品。
また、フライパンでさっと炒める料理もおすすめです。
豚バラ肉と一緒に炒めれば、肉の旨味と万願寺とうがらしの甘みが絡み合い、ご飯が進む一品になります。
他にも、じゃこと合わせてごま油で炒めたり、バター醤油で風味豊かに仕上げたりと、簡単な調理で素材の美味しさを最大限に引き出せます。
ご飯が進む!肉やチーズを使った主役級おかずレシピ5選
万願寺とうがらしは、肉やチーズといったコクのある食材との相性も抜群です。
縦に切り込みを入れて種を取り除き、ひき肉や豆腐を混ぜたタネを詰めて焼く「肉詰め」は、ボリューム満点で夕食の主役にぴったり。
また、豚バラ肉を巻きつけて甘辛く焼いた「肉巻き」も定番の人気料理です。
味噌との相性も良く、ひき肉と炒めて作る「肉味噌炒め」はご飯にのせても美味しくいただけます。
さらに、チーズをのせてオーブントースターで焼くだけで、簡単ながらも見栄えのする一品が完成します。
イカやホタテなどの魚介と組み合わせるのもおすすめです。
あと一品に大活躍!作り置きにも便利な副菜レシピ3選
万願寺とうがらしは、食卓に彩りを添える副菜としても大活躍します。
素焼きや素揚げにした万願寺とうがらしを、出汁の効いたつゆに漬け込む「揚げ浸し」は、作り置きに最適な料理です。
味が染み込むほどに美味しくなり、冷蔵庫で冷やして食べても絶品です。
また、じゃこと一緒に甘辛く炒り煮にした「じゃこ炒め」は、常備菜として重宝します。
その他、かぼちゃやトマト、オクラ、もやし、れんこんなど、他の野菜と合わせて和え物やきんぴらにするのも、手軽にもう一品増やしたいときにおすすめです。
風味豊かに仕上げる!揚げ物・煮物のおすすめ和食レシピ3選
万願寺とうがらしは、日本の伝統的な調理法である揚げ物や煮物にもよく合います。
代表的な料理が「天ぷら」で、衣はサクッと、中はジューシーで甘みが引き立ちます。
塩や天つゆでシンプルに味わうのがおすすめです。
また、出汁でじっくりと煮込む「煮浸し」や、他の野菜や肉と一緒に煮る「炊き合わせ」も、万願寺とうがらしの風味を活かす調理法です。
油で揚げてから出汁に浸す「揚げ浸し」も、香ばしさと出汁の旨味が合わさり、上品な和食の一品として楽しめます。
美味しさを引き出す!万願寺とうがらしの正しい下処理と保存方法
万願寺とうがらしを美味しく食べるためには、調理前の下処理と、購入後の正しい保存方法が重要です。
特に種やヘタの扱い方、鮮度を長持ちさせるコツを知っておくことで、素材の魅力を最大限に引き出すことができます。
ここでは、基本的な下ごしらえの手順から、冷蔵・冷凍それぞれの保存テクニック、そして購入時に新鮮なものを見分けるポイントまで、分かりやすく解説します。
種やヘタはどうする?基本的な下ごしらえの手順
万願寺とうがらしの下処理は非常に簡単です。
まず、水でさっと洗い、キッチンペーパーで水気を拭き取ります。
ヘタは、包丁で切り落とすか、手で軸の部分を折るようにして取り除きます。
万願寺とうがらしの種やワタは、ピーマンと違って苦みが少なく柔らかいため、基本的には取り除く必要がなく、そのまま調理して食べられます。
丸ごと加熱調理する際は、破裂を防ぐために、包丁の先やつまようじで数カ所に穴を開けるか、切り込みを入れておくと安心です。
鮮度を長持ちさせる冷蔵保存のコツ
万願寺とうがらしは乾燥に弱い野菜なので、購入後はひと手間かけることで鮮度を長持ちさせられます。まず、水気をしっかりと拭き取り、乾いたキッチンペーパーで1〜2本ずつ丁寧に包みます。その後、ポリ袋や保存袋に入れて口を軽く閉じ、冷蔵庫の野菜室で保存します。
この方法で乾燥を防ぎ、ハリのある状態を4~5日程度保つことが可能です。ただし、他の野菜と同様に、できるだけ早めに使い切るのが最も美味しく食べるための基本です。
長期保存に便利!美味しさを保つ冷凍テクニック
万願寺とうがらしを一度にたくさん手に入れた場合は、冷凍保存が便利です。
生のまま冷凍する方法と、加熱してから冷凍する方法があります。
生のまま保存する場合は、洗って水気をしっかり拭き取り、ヘタを取り除いてから丸ごと、または使いやすい大きさにカットして冷凍用保存袋に入れます。
加熱してから保存する場合は、焼いたり炒めたりした調理済みのものを、粗熱が取れてから小分けにしてラップで包み、保存袋に入れて冷凍します。
どちらの場合も、使う際は解凍せず、凍ったまま調理するのが美味しさを損なわないコツです。
購入時に役立つ!新鮮で美味しい万願寺とうがらしの選び方
新鮮で美味しい万願寺とうがらしを選ぶには、いくつかのポイントがあります。
まず、表面をチェックしましょう。
色が均一で鮮やかな緑色をしており、ハリとツヤがあるものが新鮮な証拠です。
シワが寄っていたり、部分的に黒ずんでいたりするものは鮮度が落ちている可能性があります。
次に、ヘタの部分を確認します。
ヘタがみずみずしく、切り口が変色していないものが良品です。
手に持ったときに、しっかりとした硬さと重みを感じるものを選びましょう。
旬の時期に購入するのが、最も風味豊かで美味しい野菜を手に入れるための近道です。
万願寺とうがらしの旬の時期と主な産地
万願寺とうがらしを最も美味しく味わうためには、旬の時期と主な産地を知っておくことが役立ちます。
この京野菜がいつ頃市場に出回り、どこで主に栽培されているのかを理解することで一番美味しい旬はいつ?知られており、伝統的な栽培方法が守られています。
ここでは、万願寺とうがらしの旬や産地に関する情報をご紹介します。
一番美味しい旬はいつ?出回る時期の目安
万願寺とうがらしの旬は、主に初夏から秋にかけてです。
ハウス栽培のものも出回っていますが、最も美味しいとされる露地物の旬は5月下旬頃から始まり、7月から9月の夏場に最盛期を迎えます。
この時期の万願寺とうがらしは、太陽の光をたっぷりと浴びて育つため、甘みが強く、果肉も柔らかく風味豊かです。
10月頃まで収穫は続きますが、夏の盛りに収穫されたものが特に美味しいとされています。
スーパーなどで見かけるようになったら、旬の訪れの合図です。
仕入れやメニューづくりの視点で青果全体の旬を把握しておきたい場合は、北海道産野菜の旬カレンダーも参考になります。
発祥の地である京都府舞鶴市の特徴
万願寺とうがらしのルーツは、京都府北部に位置する舞鶴市の万願寺地区にあります。
大正時代の末期に、この地で栽培されていた「伏見とうがらし」と、海外から持ち込まれた大型のとうがらしが自然交雑して偶然誕生したといわれています。
この発祥の地である舞鶴は、日本海に面しており、温暖な気候と適度な湿度がとうがらしの栽培に適しています。
由良川が運ぶ肥沃な土壌も、肉厚で甘みの強い高品質な万願寺とうがらしを育む重要な要素です。
現在もこの伝統的な産地を中心に、大切に栽培が続けられています。
万願寺とうがらしに関するよくある質問
ここでは、万願寺とうがらしについて多くの方が疑問に思う点をQ&A形式でまとめました。
生で食べられるのか、辛いことはないのか、種の処理はどうすればよいかなど、調理や喫食に関するよくある質問にお答えします。
万願寺とうがらしは生でも食べられますか?
はい、生でも食べられます。
アクが少なく苦みもないため、薄切りにしてサラダや和え物に加えると、シャキシャキとした食感が楽しめます。
ただし、万願寺とうがらしの最大の特徴である甘みは、加熱することでより一層引き立ちます。
シンプルな焼き料理などで、その風味をぜひ味わってみてください。
万願寺とうがらしは本当に辛くないのですか?たまに辛いものもありますか?
基本的には全く辛くありません。
辛み成分がほとんど含まれていないのが特徴の品種です。
ただし、唐辛子の一種であるため、水不足などの栽培ストレスが原因で、ごくまれに辛みを持つ個体が発生することがあります。
ししとうのように頻繁に辛いものに当たることはほとんどありません。
調理する際、万願寺とうがらしの種は取り除く必要はありますか?
いいえ、取り除く必要はありません。
万願寺とうがらしの種やワタは、ピーマンのように苦みや青臭さがなく、柔らかいのが特徴です。
そのまま調理しても美味しく食べられるため、下処理の手間が省けます。
料理の見栄えや食感をより良くしたい場合には、取り除いても構いません。
冷凍した万願寺とうがらしは解凍せずに使えますか?
はい、解凍せずに凍ったまま調理するのがおすすめです。
冷凍した万願寺とうがらしを解凍すると、水分が出てしまい、食感が損なわれやすくなります。
炒め物や煮物、スープなどに使う際は、凍ったまま直接フライパンや鍋に入れて加熱調理することで、美味しさを保つことができます。
まとめ
この記事では、万願寺とうがらしの魅力と活用法を幅広くご紹介しました。
京都が誇る京野菜である万願寺とうがらしは、唐辛子の仲間でありながら辛みがなく、豊かな甘みが特徴の野菜です。
旬の夏には、その美味しさが一層際立ちます。
下処理が簡単で、種まで食べられる手軽さも魅力の一つです。
焼く、炒める、煮る、揚げるといった様々な料理で、その味わい深さを楽しむことができます。
ぜひ、日々の食卓に万願寺とうがらしを取り入れて、その美味しさを実感してみてください。
北のやさい便が選ばれる理由

ここまで万願寺とうがらしの魅力を見てきて、「では自分たちの仕入れ先の青果は、本当にこの品質を保てているだろうか」と、ふと立ち止まった仕入れ担当の方もいるのではないでしょうか。
万願寺とうがらしがここまで愛されているのは、旬を逃さず、鮮度を保ったまま食卓に届く仕組みがあってこそです。
野菜の美味しさは、産地の気候や土壌、そして収穫から届くまでの時間に大きく左右されます。
北海道は広大な大地と冷涼な気候に恵まれ、全国でも有数の野菜の一大産地として知られています。
この土地の恵みを活かし、レストランや宿泊施設、福祉給食、市場関係者など、さまざまな業務用ニーズに応じた青果の取り扱いに向き合っているのが北のやさい便です。
用途や現場に合わせた規格・数量のご相談にも柔軟に対応しており、詳しいサービス内容は業務用青果の卸売サービスのページでご確認いただけます。
北海道の野菜生産の背景については、北海道庁「北海道の野菜について」でも詳しく紹介されています。
「安定して仕入れたい」「用途に合った規格で相談したい」という方は、まずはお気軽にご相談ください。
北のやさい便では、業務用仕入れに関するご相談を承っております。

「北のやさい便」は、北海道産野菜の卸売・仕入れのスペシャリスト集団です。
札幌中央卸売市場をはじめ、北海道の真狩村をはじめ、全国の農家さんとの独自のネットワークを活かし、鮮度と品質にこだわった旬の野菜情報を発信しています。
飲食店や食品加工メーカー様の「美味しい野菜を安定して届けたい」という想いに応えるため、市場の相場情報や野菜の豆知識を、現場の視点からお届けします。




