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越冬ゆり根はいつどこで買える?甘さの理由と絶品レシピを解説

2026年05月13日

ゆり根といえば、12月〜2月が旬の冬の高級食材。

でも今回、北のやさい便に入荷した「越冬ゆり根」は、その常識を少し超えた特別な一品です。

農家さんに特別にお願いして、収穫したゆり根を普段の倍ほど寝かせてもらいました。

眠らせている間に、ゆり根の中のデンプンが少しずつ糖に変わり、甘みが増していきます。旬の時期を過ぎた春に、じつは「今が最高潮においしい」タイミングを迎えているのが越冬ゆり根の面白いところです。

この記事では、越冬ゆり根とはどんな食材なのか、なぜ甘くなるのか、そしてバター焼きや素揚げなどのおすすめの食べ方まで、青果を扱う北のやさい便のスタッフ目線でご紹介します。

業務用でゆり根の仕入れを検討されている方にも役立つ情報を添えています。

 

北のやさい便に越冬ゆり根が入荷しました

北のやさい便に、今回「越冬ゆり根」が入荷しました。

通常、ゆり根の旬は12月〜2月。しかし今回は、収穫したゆり根を普段の倍ほど寝かせた越冬ゆり根を、農家さんに特別に作ってもらいました。寝かせることでデンプンが糖に変わり、甘みがぐっと増すため、今が最高潮においしい状態になっています。

食べ方としては、バター焼きや素揚げがとくにおすすめです。シンプルな調理法だからこそ、越冬ゆり根の甘みと風味がストレートに楽しめます。

なお、調理前に茶色い部分はナイフで切り落としてから使ってください。少し手間に感じるかもしれませんが、この一手間でぐっと食べやすくなります。

そもそもゆり根とは?北海道・真狩村を代表する高級食材

ゆり根は、ユリ科の植物の球根(鱗茎)部分を食べる野菜です。

見た目はにんにくや玉ねぎに似た丸い形で、薄い鱗片が幾重にも重なっています。ほくほくとした食感と、くせのない上品な甘みが特徴で、和食の高級食材として知られています。

日本で流通しているゆり根のほとんどが北海道産で、全国生産量の約99%を占めています

なかでも後志地方の真狩村(まっかりむら)は、作付面積・生産量ともに日本一を誇るブランド産地です。

真狩村は羊蹄山の麓に位置しており、火山灰を多く含む水はけのよい土壌と冷涼な気候が、ゆり根の栽培に非常に適しています。高温多湿が苦手なゆり根にとって、北海道の涼しい夏と乾燥した気候は天然の好条件。

さらに秋から冬にかけての冷え込みが甘みを引き出し、質の高いゆり根を育てます。

今回の越冬ゆり根も、そんな真狩村の農家さんの手によるものです。

ゆり根の品種について

北海道で栽培されている食用ゆり根の代表品種は「白銀(しろがね)」です。

白く美しい外観とほくほくした食感、上品な甘みが特徴で、最も広く流通しています。

炒め物・スープ・天ぷら・酢の物など、幅広い料理に使いやすいのも魅力です。

ほかに「月光(げっこう)」「白玲(はくれい)」といった品種もありますが、栽培の難しさや流通量の違いから、一般的にはまず「白銀」に出会うことが多いでしょう。

越冬ゆり根が甘い理由|デンプンが糖に変わるメカニズム

越冬野菜が甘くなるのは、ゆり根に限ったことではありません。

雪の下キャベツや雪下にんじんなど、北海道の越冬野菜に共通する特徴です。

仕組みはシンプルで、低温にさらされることで野菜の細胞内のデンプン(多糖類)が糖(単糖類・二糖類)に分解されていきます。

ゆり根の場合、もともとデンプン質が豊富な食材なので、この変化がとくに甘みとして感じやすいのです。

通常のゆり根も十分甘みがありますが、普段の倍ほど寝かせた越冬ゆり根は、その時間をかけた分だけ、より甘みが凝縮された状態になっています。

北のやさい便のスタッフとして、産地から届く青果を見てきた感覚でも、越冬ものは同じ産地・同じ品種でも食べてみると明らかに印象が変わります。

ゆり根の旬はいつ?越冬ゆり根が春に登場する理由

ゆり根の一般的な旬は9月〜11月の収穫期から、12月〜2月の出回りピークにかけてです。

おせち料理の食材として年末に使われることが多いこともあり、冬の高級食材というイメージが強いですね。

では、なぜ今回のように春(4月末)に越冬ゆり根が登場するのでしょうか。

答えは保存技術にあります。

北海道では、ゆり根の長期貯蔵にオガクズが使われてきました。

オガクズの中でゆり根を保管することで適度な湿度が保たれ、白さと形状を維持しながら3ヶ月以上の貯蔵が可能になります。この貯蔵技術と、農家さんの「倍ほど寝かせる」という手間によって、今回のような春先の越冬ゆり根が生まれます。

通常の旬を超えた春の入荷というのは、毎年必ずあるわけではなく、農家さんとの関係や年ごとの状況によるもの。

北のやさい便では産地との直接的なつながりを活かして、このような特別な旬の青果をご紹介することがあります。

越冬ゆり根の美味しい食べ方|バター焼き・素揚げがおすすめ

甘みが増した越冬ゆり根は、シンプルな調理法で食べるのが一番です。

余計な味を加えすぎず、素材の甘みと食感を活かすことを意識してみてください。

バター焼き

フライパンにバターを溶かし、鱗片を1〜2枚ずつにはがしたゆり根を中火で炒めます。

表面に軽く焼き色がついたら、塩・こしょうでシンプルに仕上げるだけ。バターの香りとゆり根の甘みが合わさって、上品な一皿になります。

ホテルのビュッフェや和食店のお通しにも使いやすい一品です。

素揚げ

油の温度を170〜180℃に熱し、鱗片を素揚げにします。外がさっくり、中はほくほく。

塩を少しふるだけで、スナック感覚でそのまま食べられます。

揚げることで甘みがさらに引き立ち、シンプルながら印象に残る味になります。飲食店のサイドメニューやおつまみとしても活用しやすいです。

その他の食べ方

  • 茶碗蒸し:ゆり根の鱗片を1〜2枚入れるだけで、見た目も食感も上品になります
  • 白だし煮:さっと煮るだけでホクホクした食感と甘みが広がります
  • グラタン:ホワイトソースとの相性がよく、洋食メニューへの展開にも向いています
  • 天ぷら:衣のさくさく感とゆり根のほくほく感が楽しめます
  • 炒め物・八宝菜:加熱しても形が崩れにくく、彩りと食感のアクセントになります

下処理のポイント|茶色い部分はナイフで切り落とす

ゆり根を調理する前に、鱗片の表面にある茶色くなった部分はナイフで丁寧に切り落としてください。

これはゆり根の特性上、避けられない部分です。

特に越冬ゆり根は長く保存されているため、変色している箇所が通常よりも多い場合があります。

切り落とした後、水にさらすと白さをより保てます。酢水(水1Lに対して酢大さじ1程度)に数分さらすと、変色防止になるのでおすすめです。

業務用で使う場合、この下処理にかかる手間と歩留まりは事前に確認しておきたいポイントです。

鱗片の大きさや品質によって歩留まりは変わるため、北のやさい便では仕入れ前に気になる点はご相談いただけます。

 

ゆり根の保存方法|家庭でも業務用でも知っておきたい基本

家庭での保存

ゆり根は乾燥に弱い食材です。

新聞紙などに包んで冷暗所または野菜室に保管しましょう。

適切に保存すれば1週間ほどは鮮度を保てます。

長期保存する場合は、鱗片を一枚ずつはがして下ゆでした後に冷凍するのがおすすめ。

使いたい分だけ取り出せるので、使い切りやすくなります。

業務用でまとまった量を扱う場合

飲食店や給食現場など、まとめて仕入れる場合は保管環境が特に大切です。

温度が高すぎたり乾燥しすぎたりすると、鱗片が傷んだり変色が進みやすくなります。

冷暗所での保管を基本に、使う分だけ取り出して都度下処理するようにするとロスを減らせます。

北のやさい便では、仕入れ後すぐに使い切れない現場でも扱いやすいよう、保存性や使い回しのしやすさも含めて青果をご提案しています。

業務用でゆり根を仕入れる際のポイント

ゆり根は高単価の食材であるため、業務用で仕入れる際は歩留まりや使い勝手を事前に確認することが大切です。北のやさい便では飲食店・ホテル・学校給食・介護施設・加工業者などへの業務用青果の仕入れ対応を行っており、ゆり根についても産地や規格の相談が可能です。

ゆり根のサイズは「L・M・S」などの規格で分かれており、料理の用途によって向き不向きがあります。たとえば茶碗蒸しや炒め物には小〜中サイズが扱いやすく、グラタンや天ぷらには大きめのサイズを使うと見栄えがよくなります。

また、ゆり根は収穫から出荷まで約6年もかかる希少な食材です。一般的な野菜とは異なり、年間を通じた安定供給にはいくつかの条件が絡みます。旬に合わせた計画的な仕入れや、今回のような越冬ゆり根のような特別な入荷情報をうまく活用するのも、業務用仕入れの賢い方法のひとつです。

ゆり根を業務用で仕入れるなら北のやさい便|真狩村産ゆり根の特徴と調理法まで解説

ゆり根の栄養と活用シーン

ゆり根はでんぷん質が豊富で、エネルギー源として優れています。また、カリウムの含有量が野菜の中でも高く、体内の余分なナトリウムの排出を助ける働きがあります。食物繊維も含まれており、腸内環境を整えるサポートにも期待できる食材です。

飲食店では、和食の高級コース料理だけでなく、グラタンや炒め物など洋食・中華にも使いやすいのが特徴です。学校給食や病院食・介護施設では、加熱してもほくほくした食感が残り、噛みやすい食材としても重宝されています。

加熱しても色が白く保たれ、見た目が美しいのも現場でありがたいポイントです。季節メニューの彩りとしても使いやすく、冬から春にかけての献立に上品なアクセントを加えてくれます。

よくある質問(FAQ)

Q. ゆり根の茶色い部分は食べられますか?

A. 食感や見た目が落ちるため、調理前にナイフで切り落とすことをおすすめします。特に越冬ゆり根は長く保存されているため、変色部分が多い場合があります。

Q. 越冬ゆり根はいつでも購入できますか?

A. 今回の越冬ゆり根は、農家さんに特別に作ってもらった一時的な入荷品です。北のやさい便では産地との直接的なつながりをもとに旬の青果をご案内していますが、すべての商品を常時販売しているわけではありません。

旬の入荷情報は公式サイトでご確認ください。

Q. ゆり根はどのくらい保存できますか?

A. 新聞紙に包んで冷暗所・野菜室で約1週間が目安です。長期保存したい場合は下ゆで後に冷凍する方法もあります。まとまった量を扱う業務用の場合は、保管環境に注意し、都度必要な分だけ取り出して使うとロスを防げます。

Q. 素揚げとバター焼き、どちらがおすすめですか?

A. どちらもシンプルにゆり根の甘みと食感を楽しめます。バター焼きは風味がプラスされるため食卓で映えやすく、素揚げは素材そのものの味をダイレクトに感じられます。お好みや料理の用途に合わせてお試しください。

Q. 業務用でゆり根を仕入れたい場合はどこに相談すればいいですか?

A. 北のやさい便では、飲食店・給食・加工業者向けの業務用青果の仕入れ対応を行っています。規格やロットのご相談もお気軽にどうぞ。

まとめ|越冬ゆり根は「時間をかけた甘さ」が魅力

  • 越冬ゆり根は、収穫後に普段の倍ほど寝かせることでデンプンが糖に変わり、甘みが増した特別なゆり根
  • 産地は北海道・真狩村。日本一のゆり根産地で育った高品質な食材
  • 通常の旬(12月〜2月)を過ぎた春先にこそ、越冬ゆり根の甘みは最高潮に
  • バター焼きや素揚げなど、シンプルな調理法がおすすめ
  • 調理前に茶色い部分をナイフで切り落とすのが大切な下処理ポイント
  • 業務用では歩留まりや規格確認が仕入れの際のポイント

ゆり根は、北海道が誇るちょっと贅沢な食材です。

旬の時期だけでなく、越冬ゆり根のような特別な形で春先にも楽しめることがあります。ぜひ今の時期ならではの甘みをお試しください。

北海道ゆりねとは?名前の由来から調理法まで完全ガイド|北のやさい便

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北のやさい便

 

北のやさい便は、北海道産野菜を中心に、飲食店・ホテル・学校給食・病院・介護施設・加工業者・仲卸業者・商社などへ青果をお届けする業務用青果の仕入れパートナーです。

産地や市場との直接的なつながりを活かし、旬の青果を季節ごとにご提案しています。

今回の越冬ゆり根のような一時的な入荷情報は、

Webサイトでご案内しています。

業務用の仕入れ相談、規格・ロットのご確認、季節メニューへの青果活用提案など、お気軽にお問い合わせください。

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