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じゃがいも品種の人気ランキング|料理別の使い分けと煮崩れしない選び方

2025年10月30日

スーパーの野菜売り場に並ぶじゃがいもですが、品種を意識して選んだことはありますか。
実は、じゃがいもは品種によって食感や味わいが大きく異なり、料理に合わせた使い分けをすることで、いつもの一品が格段に美味しくなります。

この記事では、料理におすすめの人気品種をランキング形式で紹介し、それぞれの特徴や最適な用途を解説します。
品種選定の基本から、作りたい料理にぴったりの品種の見つけ方まで、じゃがいも選びのポイントを網羅的にガイドします。

→業務用仕入れを検討中の方へ:北海道じゃがいもの特長はこちら

 

生産量日本一!北海道がじゃがいもの名産地である理由

日本のじゃがいも生産量の約80%を占める北海道。
なぜこれほどまでに北海道でじゃがいも栽培が盛んなのでしょうか。
その理由は、明治以降の開拓の歴史と、じゃがいも生育に最適な北海道ならではの環境にあります。

冷涼な気候と広大な大地を活かした栽培

北海道の開拓初期、気温の低い環境では麦などの作物は安定した収穫が難しかった中、厳しい気候に強かったのがじゃがいもでした。
冷涼で昼夜の寒暖差が大きい北海道の気候は、じゃがいもにデンプンをたっぷりと蓄えさせるのに最適です。
その後、北海道の土地に合わせた品種改良が重ねられ、広大な農地を活かした大型機械の導入が進んだことで、現在のような圧倒的な生産規模に成長しました。

北海道の歴史と大地が、美味しいじゃがいもを全国へ届ける基盤となっています。

 

生産規模の大きさは、仕入れの安定性を判断する材料にもなります。農林水産省の令和7年産春植えばれいしょの公表資料では、全国の収穫量は207万4,000t、出荷量は177万2,000tとされています。また北海道は作付面積4万8,200haを誇る主要産地であり、これが北海道産じゃがいもが業務用市場で広く流通している背景のひとつです。ただし数量を確保するだけでなく、用途に合った品種を選ぶ視点が欠かせません。

まずは基本から!じゃがいもの品種は「食感」で大きく2タイプに分かれる

台所の調理台の皿にのった茹でたじゃがいも、割れた断面が見える様子

じゃがいも 品種選定

数多くあるじゃがいもの品種ですが、その特性は大きく「粉質」と「粘質」の2つのタイプに分類できます。
これは、イモに含まれるでんぷんの量による違いで、加熱したときの食感に大きく影響します。
ホクホクとした食感の粉質タイプと、しっとりとして煮崩れしにくい粘質タイプ、それぞれの特徴を理解することが、料理に合ったじゃがいもを選ぶ第一歩です。

まずはこの2つの違いを知り、主な品種がどちらに属するのかを把握しましょう。

飲食店や外食産業でじゃがいもを扱う場合は、品種ごとの食感や煮崩れしやすさを理解したうえで、メニューに合う規格・数量・納品頻度を検討することが大切です。北のやさい便では、店舗の用途や使用量に合わせた外食産業向けの野菜仕入れ相談にも対応しています。

煮崩れしにくくしっとり滑らか「粘質タイプ」

粘質タイプのじゃがいもは、でんぷん質が少なく水分が多いことが特徴です。
そのため、加熱しても細胞が壊れにくく、煮崩れしにくい性質を持っています。

代表的な品種には「メークイン」などがあり、カレーやシチュー、肉じゃがといった形を保ちたい煮込み料理に最適です。
食感はしっとりとしていて、舌触りはなめらか。
茹でる調理法全般に向いており、炒め物やおでんの具材としてもその特性を発揮します。
素材の形を活かしたい料理を作る際には、この粘質タイプの品種を選ぶと良いでしょう。

粉ふきいもに最適!ホクホク食感の「粉質タイプ」

粉質タイプのじゃがいもは、でんぷん質が多く含まれているため、加熱すると水分が飛んでホクホクとした食感になります。
この特性から、加熱すると実が崩れやすい傾向があります。
代表的な品種は「男爵いも」や「きたあかり」で、この煮崩れしやすい性質は、潰して使う料理に非常に適しています。

具体的には、コロッケやポテトサラダ、マッシュポテトなどが挙げられます。
また、そのホクホク感を活かして、粉ふきいもやじゃがバター、ベイクドポテトにするのもおすすめです。
じゃがいもの食感を主役にしたい料理には、粉質タイプが向いています。

 

世界に2000種類以上も存在するじゃがいもの多様性

私たちが普段何気なく食べているじゃがいもですが、実は世界中に数え切れないほどの品種が存在しています。有名な定番品種から珍しいものまで、日本国内でどれくらいの数のジャガイモが栽培され、市場に流通しているのかをご紹介します。

スーパーで出会えるのは全体のごく一部の約20種類

じゃがいもは南米アンデス山脈が原産とされており、現在では世界中で約2,000種類以上もの品種が存在すると言われています。その中で日本国内に導入・登録されているものは100種類以上ありますが、私たちが日常的にスーパーの野菜売り場で見かけるのは、およそ10〜20種類程度に限られています。

用途によっても栽培される品種は異なり、でんぷん用や加工用を含めると実に多種多様です。ホクホクとした粉質のものからねっとりとした粘質のものまで、それぞれの個性を知ることで料理の幅がさらに広がります。

 

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スーパーで買える!じゃがいもの人気品種ランキングTOP5

日本で栽培されているじゃがいもの品種は数多く存在しますが、私たちが日常的にスーパーマーケットで見かけるのは、その中でも特に生産量が多く、広く親しまれている品種です。
ここでは、市場への流通量が多く、手に入れやすい人気のじゃがいもをランキング形式で5つ紹介します。

それぞれの品種が持つ個性的な味わいや食感、そして向いている料理を知ることで、日々の買い物や献立作りに役立ちます。

じゃがいもの人気品種については「じゃがいも人気品種ガイド」で詳しく紹介しています。

1位:男爵いも|ホクホク食感の代表格でコロッケやポテサラに

男爵いもは、日本のじゃがいもの中で最もポピュラーな品種の一つです。
丸くてゴツゴツとした見た目が特徴で、粉質タイプの代表格として知られています。
加熱すると非常にホクホクとした食感になり、風味が良いのが魅力です。

その反面、煮崩れしやすいため、形を残したい煮込み料理にはあまり向きません。
この性質を活かして、マッシュポテトや粉ふきいも、そして特にコロッケやポテトサラダといった、潰して調理する料理に最適です。
じゃがいも本来のホクホク感を存分に楽しみたい場合に選ぶと良いでしょう。

2位:メークイン|煮崩れしにくくカレーやシチューの定番

メークインは男爵いもと並んで日本の食卓に欠かせない粘質タイプの代表的な品種です。
細長い卵のような形で、表面がなめらかなので皮が剥きやすいという利点もあります。
最大の特徴は煮崩れしにくいこと。
長時間煮込んでも形が崩れにくいため、カレーやシチュー、肉じゃがといった煮物料理の定番として広く使われています。

食感はしっとりとしており、なめらかな舌触りが楽しめます。
素材の形をきれいに残したい料理や炒め物などにも適しており、汎用性の高いじゃがいもです。

3位:きたあかり|甘みが強くビタミンCも豊富な万能選手

きたあかりは、男爵いもを改良して生まれた品種で、「栗じゃが」とも呼ばれるほど甘みが強いのが特徴です。
果肉は鮮やかな黄色をしており、見た目からも食欲をそそります。

食感は男爵いもに近い粉質でホクホクしていますが、男爵いもよりは煮崩れしやすい傾向にあるため、調理の際は注意が必要です。また、じゃがいもの中ではビタミンCの含有量が特に豊富であるという栄養面でのメリットもあります。その甘い味を活かして、じゃがバターやポテトサラダ、スープなどにすると素材の良さが引き立ちます。

黄色いじゃがいもについては「黄色いじゃがいもの種類と食べ方」で詳しく紹介しています。

4位:とうや|なめらかな舌触りで煮物やサラダにおすすめ

とうやは、粘質タイプに分類される比較的新しい品種のじゃがいもです。
病気に強く多収であることから、全国で栽培が広がっています。
早生品種のため、春先から「新じゃが」として出回ることも多いです。
メークインと同様に煮崩れしにくく、カレーやシチューなどの煮込み料理に適しています。

果肉は黄色みがかっており、キメが細かく非常になめらかな舌触りが特徴。
火の通りが早いというメリットもあります。
その滑らかな食感は、ポテトサラダや煮物で特に活かされます。
似た特徴を持つ品種に「さやか」や「はるか」があります。

5位:インカのめざめ|栗のような甘さと濃厚な味わいが特徴

インカのめざめは、他の品種とは一線を画す個性的な味わいで知られるじゃがいもです。
栗やナッツを思わせるような濃厚な甘みと、独特の風味があります。
果肉は濃い黄色で、サイズは小ぶりなものが中心です。

収穫量が少なく、長期保存が難しいことから、他のじゃがいもに比べてやや高級品として扱われる傾向にあります。
その豊かな味わいを最大限に楽しむには、フライドポテトや素揚げ、蒸しいも、じゃがバターといったシンプルな調理法が最適です。
素材の味そのものがごちそうになる品種です。

なお、業務用で押さえておきたい定番品種のスペックも簡単に整理しておきます。男爵いもはでんぷん含有量が15%と高く、粉ふきいもやマッシュポテト、コロッケに最適です。メークインは細長い楕円形で目が浅く、しっとりときめの細かい粘質で煮崩れしにくい性質があります。きたあかりは1987年に北海道の優良品種に認定された品種で、男爵いもより火の通りが早く、濃い黄色の果肉で見た目も美しいのが特徴です。冷凍ポテト製品やコロッケなどの加工品では男爵いも・きたあかりが中心に使われ、ポテトチップス製造では専用品種として「トヨシロ」が用いられます。

作りたい料理に最適な品種は?目的別じゃがいもの選び方

調理台のまな板に切り分けられたじゃがいもと包丁、奥に鍋が置かれた台所

メニュー別原価感応度の比較表(フライ・サラダ・コロッケ)

じゃがいもの品種ごとの特徴が分かったところで、次は「作りたい料理」から最適な品種を選ぶ方法を見ていきましょう。
レシピや用途に合わせて品種を使い分けることで、料理の見た目や食感、味わいの仕上がりが格段に向上します。

カレーや肉じゃが、ポテトサラダ、フライドポテトなど、定番のじゃがいも料理ごとに、どの品種を選べばより美味しく作れるのかを具体的に解説します。
この選び方を知れば、じゃがいも料理がもっと楽しくなります。

【煮物・汁物】カレーや肉じゃがには煮崩れしないメークインが最適

カレー、肉じゃが、シチュー、おでんといった煮物や汁物では、具材の形がしっかりと残っている方が、見栄えも食感も向上します。そのため、これらの料理には煮崩れしにくいタイプのじゃがいもが適しています。代表的な品種としては「メークイン」があり、長時間煮込んでも形を保ち、しっとりとした食感に仕上がります。また、「とうや」も煮崩れしにくい品種として煮込み料理に適しています。これらの品種を選ぶことで、じゃがいもがスープに溶け出すのを防ぎ、それぞれの具材の存在感を楽しめます。

【揚げ物】フライドポテトやコロッケは男爵でホクホクに仕上げる

揚げ物料理では、じゃがいもの食感が重要なポイントになります。
外はカリッと、中はホクホクに仕上げたいフライドポテトには、「ホッカイコガネ」や「ムサマル」といったでんぷん質が豊富で加熱すると粉質になる品種が主に使われます。揚げ油の温度を調整することで、理想的な食感を実現できます。
また、潰して成形するコロッケは、でんぷん質が多く加熱するとホクホクとした食感になる「男爵いも」が適しています。
薄切りにして作るポテトチップスには、焦げ付きにくく加工に適した「トヨシロ」や「スノーデン」といった品種が主に用いられます。

【サラダ・和え物】ポテトサラダは男爵、形を残すならメークインやとうや

ポテトサラダは、仕上がりによって適した品種が異なります。
なめらかでクリーミーな食感にしたい場合は、加熱すると崩れやすい粉質の「男爵いも」や「きたあかり」がおすすめです。
マッシャーで簡単に潰すことができ、調味料ともよく馴染みます。

一方で、じゃがいもの形をある程度残した、ゴロゴロとした食感のポテトサラダを作りたい場合は、煮崩れしにくい粘質の「メークイン」や「とうや」を選びましょう。
好みの食感やレシピに合わせて品種を使い分けることで、理想のポテトサラダが作れます。

飲食店や給食施設などでじゃがいもを継続的に使う場合は、料理用途に合う品種だけでなく、必要数量・規格・納品頻度まで含めて仕入れ条件を確認しておくことが大切です。北のやさい便では、メニューや納品条件に合わせた業務用野菜の仕入れ相談に対応しています。

【焼き物】じゃがバターやガレットにはきたあかりの甘みを活かして

じゃがバターやベイクドポテト、ガレットといった焼き物は、じゃがいもそのものの味をダイレクトに楽しむ料理です。
そのため、風味や甘みが強い品種が向いています。
特に「きたあかり」は栗のような甘みがあり、加熱することでその風味がさらに引き立ちます。
皮ごと焼く料理には、皮が薄くみずみずしい春ジャガイモを使うのも良いでしょう。

ホクホクとした食感が楽しめる「男爵いも」も、シンプルなベイクドポテトやじゃがバターに適しています。
じゃがいもの香ばしさと甘みを存分に味わえる品種を選びましょう。

【蒸し料理】じゃがいも本来の味を楽しむならインカのめざめがおすすめ

蒸し料理は、茹でるよりも水っぽくならず、じゃがいも本来の風味や栄養を逃しにくい調理法です。
素材の味をシンプルに味わうのに最適なため、品種の個性が際立ちます。
特に、栗やナッツのような濃厚な甘みを持つ「インカのめざめ」は、蒸すだけで格別な美味しさを楽しめます。
塩やバターを少し添えるだけで、立派な一品料理になります。

同じく甘みの強い「きたあかり」や、ホクホク感の強い「男爵いも」も蒸し料理に適しています。
じゃがいもは植え付け時期によって旬が異なるため、旬の品種を選ぶとより風味豊かです。

業務用で品種を使い分ける・切り替えるときの考え方

業務用では、ひとつの品種に仕入れを一本化せず、用途に応じて使い分ける視点が重要です。使用量の多い定番メニューには流通量が多く扱いやすい男爵いも・メークイン・きたあかりなどを軸に据え、看板メニューや季節限定メニューには甘みや見た目に特徴のある品種を組み合わせると、安定運用と差別化を両立しやすくなります。大量調理向けと訴求向けで品種の役割を分けて考えると、仕入れ設計も整理しやすくなります。

あわせて押さえておきたいのが、品種ごとの保存性と在庫回転です。男爵いもは長期貯蔵に適している一方、きたあかりは比較的早めの使用が推奨され、インカのめざめのような希少品種は保存期間が短いため、調達計画との細かな連携が必要になります。業務用では温度管理と光の遮断が品質維持の基本で、在庫回転が早い店舗と計画的に保管しながら使う店舗では、向く品種の考え方も変わります。調理用途だけでなく保管条件まで含めて選ぶことが大切です。

また、じゃがいもは品種ごとに収穫・出荷のピークが異なるため、切り替えの時期には一時的に価格や品質にばらつきが出やすくなります。特定の品種だけに頼っていると端境期に調達が難しくなるため、主軸の品種に加えて、時期によって代替できる品種を把握しておくと安心です。たとえば男爵いもが端境期を迎える時期には、食感の近いきたあかりで代替するなど、用途を大きく変えずに切り替えられる組み合わせを事前に検討しておくと、メニューへの影響を抑えられます。新物への切り替え前後の数週間は在庫状況をこまめに確認しながら発注量を調整し、メニュー表や仕入れ記録に使用品種を明記しておくと、次シーズン以降の仕入れ計画にも活かせます。

煮崩れしにくいじゃがいもの品種はどれ?煮込み料理向けの選び方

煮込み料理でじゃがいもが溶けてしまう原因は、加熱時間よりも品種特性にあります。煮崩れのしやすさを決めるのはでんぷん含有量で、でんぷんが多い粉質タイプは加熱すると細胞がほぐれて崩れやすく、でんぷんが少なく水分の多い粘質タイプは形が残りやすい、というのが基本の考え方です。

煮崩れしにくい代表的な品種は「メークイン」です。細長い形で長時間煮込んでも形を保ち、カレー・シチュー・肉じゃが・おでんなど、具材の輪郭を見せたい料理に向きます。同じく粘質寄りの「とうや」は火の通りが早く肉質がなめらかで、煮物でも角が立った状態を保ちやすい品種です。「シンシア」はやや粘質から中間の性質で煮崩れしにくく、バターやクリームを使う洋風の煮込みと相性がよいタイプです。「レッドムーン」もメークインに似た粘質で煮崩れしにくく、甘みの強さを活かした煮込みに使えます。変わり種では「グラウンドペチカ」がやや粉質ながら煮崩れしにくく、味が染みやすいという性質を併せ持ちます。

逆に、煮込みで形を残したい場合に避けたいのが「男爵いも」と「きたあかり」です。どちらも粉質で崩れやすく、特にきたあかりは男爵いもよりさらに崩れやすい傾向があります。ただしこれは欠点ではなく、コロッケやポテトサラダのように潰して使う料理では有利に働く性質です。

業務用で煮込みメニューに使う場合は、品種のほかに芋のサイズも仕上がりに影響します。カットせず丸ごと使うのか、乱切りにするのかによって適したサイズ規格が変わるため、品種と併せて必要なサイズ・数量を整理しておくと、発注時のやり取りがスムーズになります。

まだまだある!知っておきたい個性豊かなじゃがいもの品種

スーパーでよく見かける定番品種の他にも、日本には個性豊かなじゃがいもがたくさん存在します。
長年の品種改良によって、色、形、食感、栄養価など、さまざまな特徴を持つ新しい品種が次々と生まれ、品種登録されています。

中には、果肉が紫や赤色をしたカラフルなものや、特定の料理に特化したものもあります。
こうした珍しい品種を知ることで、じゃがいも料理の可能性はさらに広がります。
ここでは、食卓を楽しく彩る、少し変わった品種をいくつか紹介します。

紫色のシャドークイーンは彩り豊かな料理に

シャドークイーンは、皮から果肉の中心までが鮮やかな紫色をしているのが最大の特徴です。
この紫色は、ポリフェノールの一種であるアントシアニン色素によるもので、健康成分としても注目されています。
加熱しても色が抜けにくいため、その美しい色を活かしてポテトサラダやポタージュ、ビシソワーズ、ポテトチップスなどを作ると、非常に見栄えのする一品に仕上がります。

食感はやや粘質よりで、加熱すると多少ホクホク感も出ます。
料理に驚きと彩りを加えたいときに最適な品種です。

赤い皮のノーザンルビーは鮮やかなピンク色のポテトサラダに

ノーザンルビーは、さつまいものように皮が赤く、果肉も鮮やかなピンク色をしている品種です。
この色もシャドークイーンと同様にアントシアニン色素によるもので、加熱しても色あせにくい特徴があります。
形状はメークインに似た細長い形で、食感はやや粘質。

煮崩れしにくいため、煮込み料理にも使えますが、やはりその美しい色を活かした料理におすすめです。
特にポテトサラダやポタージュにすると、食卓が華やぐ鮮やかなピンク色に仕上がります。
見た目も楽しめる、ユニークなじゃがいもです。

さつまいものような甘さのアンデスレッド

アンデスレッドは、皮が赤く、中の果肉は濃い黄色をしている品種です。
最大の特徴は、さつまいもと間違われるほど強い甘みと、粉質でホクホクとした食感にあります。

その味わいを活かして、コロッケやポテトサラダ、フライドポテト、じゃがバターなどにすると、他の品種にはない美味しさが楽しめます。
病気に強く、比較的短期間で収穫できるため、家庭菜園でも育てやすい品種として人気があります。
ただし、休眠期間が短く芽が出やすいため、購入後は早めに使い切るのがおすすめです。

赤い皮のじゃがいもは通常のものと何が違う?

スーパーや直売所などで、アンデスレッドやレッドムーンなど皮が赤い珍しいジャガイモを見かけることがあります。 これらの赤いじゃがいもと一般的なものの間に大きな違いはなく、皮の色は単なる品種の違いによるものです。 食感や煮崩れのしやすさは皮の色ではなく、それぞれの品種が持つ特性によって決まります。 そのため、業務用として仕入れる際は見た目の色だけでなく、品種ごとの特徴や、用途に合ったじゃがいも品種、見分け方を基準に選ぶのがおすすめです。

さつまいものようなコクと甘みを持つ「レッドムーン」

「レッドムーン」は、その名の通り皮が赤く、果肉が濃い黄色をした品種です。 「紅メークイン」と呼ばれることもあるように、メークインに似た長楕円形をしており、食感も粘質で煮崩れしにくい特徴を持っています。 最大の魅力は、さつまいもを思わせるようなコクのある強い甘みです。 シチューや肉じゃがなどの煮込み料理はもちろん、炒め物にも適しています。 スーパーなどの市場にはあまり出回らない珍しい品種ですが、メニューの差別化を図りたい際におすすめの味わいです。

見た目のインパクトと深い味わい「グラウンドペチカ」

赤と紫のまだら模様の皮が非常に個性的な「グラウンドペチカ」は、「レッドムーン」の突然変異によって誕生した品種です。 そのユニークな見た目から「デストロイヤー」という別名でも親しまれています。 やや粉質で火が通りやすく、味がしっかりと染み込みやすいにもかかわらず、長時間煮込んでも煮崩れしにくいという優れた特性を持っています。 じゃがいもとさつまいも、栗を合わせたような深みのある甘さが特徴で、定番の煮込み料理などに使うと普段とは違う深い味わいを引き出せます。

 

フライドポテトやお菓子に最適な「北海こがね」

北海こがねは、揚げたときに焦げや変色の原因となる還元糖が少ないため、美しい黄金色のフライドポテトに仕上がるのが最大の特徴です。
カルビーなどの有名なお菓子メーカーが加工品として使用していることでも知られています。
主に加工用として栽培されていますが、食味が非常に良好なため食用としても人気があります。

やや粘質で煮崩れが少ないため、カレーやシチューなどの煮込み料理にもおすすめです。
業務用のフレンチフライや自家製のポテトチップスを作るなら、ぜひ選んでみたいイチオシの品種です。

長期保存に優れ食べ応えのある「十勝こがね」

ホクホク系のじゃがいもの中でも、男爵いもよりひとまわり大きく食べ応えがあるのが十勝こがねです。十勝地方などの主な生産地で栽培されています。休眠期間が長く長期保存にも適しているため、一度に多く仕入れる場合にも使い勝手が抜群です。マッシュポテトやコロッケなど、大きなサイズを活かしてたっぷり使いたい調理用途に重宝されています。

十勝産じゃがいもの特徴については「十勝産じゃがいもの特徴」で詳しく紹介しています。

豪雪地帯で育つ有名ブランド「きたかむい」

きたかむいは、京極町などの豪雪地帯で栽培されることの多い品種です。
主に年明けから流通し、専用の貯蔵施設でじっくりと寝かせることで、より一層の甘みとねっとり感が増すのが魅力です。
男爵いもに比べて煮崩れしにくく、肉質が柔らかいため、加熱後に芯が残りづらい特徴があります。

コロッケやポテトサラダなどのシンプルな味付けの料理はもちろん、定番品種以外の新しい味わいを求めている飲食店にもおすすめのブランドです。
冬の寒さを活かした味わい深さは、他の新品種にも負けない存在感を放ちます。
じゃがいも「北カムイ」については「じゃがいも「北カムイ」の特徴」で詳しく紹介しています。

長期保存に優れバターと相性の良い「シンシア」

フランスで交配されて誕生した「シンシア」は、表面がなめらかできれいな卵型をしているのが特徴です。 やや粘質から中間の性質を持ち、煮崩れしにくいため、カレーやシチューなどの煮込み料理に適しています。

バターやクリームとの相性が非常に良いため、洋食のメニュー開発などにもぴったりです。 また、芽が出にくく貯蔵性に優れているという大きなメリットがあります。 低温で長期間保存することでさらに甘みが増すため、まとめて仕入れる際にも使い勝手の良いじゃがいも品種です。

おいしいじゃがいもを見分ける!品種選定3つのポイント

作りたい料理に合った品種が決まったら、最後はお店で新鮮でおいしいじゃがいもを見分けることが重要です。
同じ品種でも、個体の状態によって味や食感、保存性は大きく変わってきます。

ここでは、品種選定に加えて知っておきたい、おいしいじゃがいもを選ぶための3つの基本的なポイントを解説します。
旬の時期や産地、表面の状態などをチェックすることで、より質の良いじゃがいもを手に入れることができます。
じゃがいもの品種や状態によっては貯蔵期間が異なります。

旬の時期をチェック!「新じゃが」と「秋じゃが」の違い

じゃがいもは一年中手に入りますが、主な旬は年に2回あります。
春から初夏にかけて出回るのが「新じゃが」で、九州や関東などの温暖な地域で収穫されます。
皮が薄く水分が多いため、みずみずしい食感が特徴です。

一方、日本のじゃがいも収穫量の大半を占める北海道産は、秋に収穫のピークを迎えます。
これらは「秋じゃが」と呼ばれ、収穫後に貯蔵・熟成させることででんぷんが糖に変わり、甘みや旨味が増します。
新じゃがは皮ごと調理するのに、秋じゃがはホクホク感を楽しむ料理に向いています。

表面に傷やシワがなく、ふっくらと重みのあるものを選ぶ

店頭でじゃがいもを選ぶ際は、まず見た目をよく確認しましょう。
皮にハリがあり、表面がなめらかで傷や深いシワがないものが良品です。
傷があるとそこから水分が抜けたり、傷みやすくなったりします。

また、手に持ったときに、大きさに比べてずっしりと重みを感じるものを選びましょう。
重みがあるものは、水分が豊富で中身がしっかりと詰まっている証拠です。
逆に、持ってみて軽いものは、水分が抜けていたり中が空洞になっていたりする可能性があります。
形はふっくらと丸みのあるものが望ましいです。

緑色に変色していたり、芽が出ていたりするものは避ける

じゃがいもを選ぶ際に最も注意したいのが、皮が緑色に変色しているものや、芽が出ているものです。
じゃがいもは光に当たると、皮にソラニンやチャコニンといった天然の毒素を生成し、緑色に変色します。
また、芽とその根元にもこれらの毒素が多く含まれています。
これらを摂取すると、吐き気や腹痛などの中毒症状を引き起こす可能性があるため、購入する際には必ず避けるようにしましょう。

もし家庭で保存中に緑色になったり芽が出たりした場合は、その部分を厚く皮をむき、芽は根元から完全に取り除いてから使用してください。

 

秋じゃが・秋植えにおすすめのじゃがいも品種と出回り時期

じゃがいもは植え付け時期によって「春作」と「秋作」に分かれ、選ばれる品種も異なります。秋作は生育期間が短く、暖かい時期に植えて気温が下がる中で育てるため、休眠期間が短く芽が出やすい品種や、比較的短期間で収穫できる品種が向くとされています。

秋作で名前が挙がりやすいのが「アンデスレッド」です。病気に強く比較的短期間で収穫でき、休眠期間が短いため秋の作付けに使われます。粉質でさつまいものような強い甘みがあり、コロッケやフライドポテト、じゃがバターに向く一方、芽が出やすいので入荷後は早めに使い切る前提で数量を組むのが安全です。「デジマ」「ニシユタカ」といった暖地向けの品種も秋作で扱われますが、栽培適地や作型は地域差が大きいため、作付けを検討する場合は各都道府県の栽培指針を確認してください。

仕入れの視点で押さえておきたいのは、「秋植えの品種」と「秋に出回る秋じゃが」は別の話だという点です。国内流通の主力である北海道産は春に植えて秋に収穫する作型で、収穫後に貯蔵・熟成させることででんぷんが糖に変わり、甘みと旨味が増します。つまり業務用で「秋じゃが」として仕入れるじゃがいもの中心は、男爵いも・メークイン・きたあかり・とうやといった北海道の主要品種です。

年明け以降も安定した品質で使い続けたい場合は、貯蔵性の高い品種を組み込む方法があります。休眠期間が長い「十勝こがね」や、芽が出にくく低温貯蔵で甘みが増す「シンシア」、貯蔵によってねっとり感が増す「きたかむい」などは、収穫期を過ぎてからの使用を見込んだ品種選定の候補になります。年間を通して同じメニューを出す場合は、時期ごとにどの品種へ切り替えるかをあらかじめ決めておくと、食感のぶれを抑えられます。年間で献立が決まっている施設向けには、時期ごとの品種切り替えを踏まえた学校給食・介護施設向けの野菜仕入れのご相談にも対応しています。

長く美味しく楽しむ!じゃがいもの上手な保存方法

じゃがいもは長期保存ができることも魅力の一つですが、適切な環境で保管しないと芽が出たり緑色に変色したりしてしまいます。
ここでは、仕入れたじゃがいもを無駄なく長く楽しむための、理想的な保存方法について解説します。

冷蔵庫の野菜室ではリンゴと一緒に保存して発芽を抑制

じゃがいもは日光を避け、風通しのよい冷暗所で保存するのが基本です。
理想的な保存温度は7〜15度とされています。
夏場など涼しい場所が見当たらない場合は、冷蔵庫の野菜室での保存がおすすめです。
冷蔵庫の中は乾燥しやすいため、新聞紙などで包んでからビニール袋に入れると長持ちします。

さらに、袋の中にリンゴを一緒に入れておくと、リンゴから発生するエチレンガスがじゃがいもの発芽を抑制してくれるという情報もあります。ただし、じゃがいもの長期保存は避けて、必要な量をその都度購入することが推奨されています。

 

まとめ

じゃがいもは、食感によって「粉質」と「粘質」の2種類に大別されます。
コロッケやポテトサラダにはホクホクとした粉質の男爵いも、カレーや肉じゃがのような煮込み料理には煮崩れしにくい粘質のメークインというように、料理の目的に応じて品種を使い分けることが基本です。

また、きたあかりのような甘みの強い品種や、インカのめざめのように個性的な風味を持つ品種、シャドークイーンのような彩り豊かな品種もあり、これらを活用することで料理の幅が広がります。
品種の特徴を理解し、旬や鮮度を見極めて選ぶことで、日々のじゃがいも料理がより一層豊かなものになります。

 

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北のやさい便が選ばれる理由

この記事で解説してきたとおり、じゃがいもの品種選定は料理の仕上がりを左右する重要なポイントです。 しかし、飲食店や給食業者、仲卸業者の皆様にとって、品種の選定以上に重要なのが「安定した品質と供給」を実現できる仕入れ先との関係ではないでしょうか。

日本のじゃがいも生産量の約8割を占める北海道。 男爵いも、メークイン、きたあかり、とうや、インカのめざめ——これらの主要品種のほとんどが、北海道の豊かな大地で育まれています。

だからこそ、産地に近く、多彩な品種を安定的に調達できるパートナーを持つことが、あなたのビジネスにとって大きな強みになるのです。

産地直結だから実現できる豊富な品種ラインナップ

産地直結だから実現できる豊富な品種ラインナップ

株式会社マカリイが運営する「北のやさい便」は、北海道・真狩村をはじめとする約300件の契約農家と直接取引している北海道産野菜の卸売・配達サービスです。

産地直送の強みを活かし、北海道産じゃがいもの多彩な品種を取り扱っています。 男爵いもやメークインといった定番品種はもちろん、きたあかりやとうやなど、料理に合わせた品種の使い分けにも柔軟に対応できます。

「この料理にはこの品種が必要だけど、最小ロットが大きすぎて困る」 「複数の品種を少量ずつ仕入れたいのに対応してくれる業者がない」

そんな悩みを抱えていませんか?

北のやさい便では、小ロットからの対応を徹底しています。 飲食店のメニュー開発や給食の献立に合わせて、必要な品種を必要な量だけ調達することが可能です。

品質管理へのこだわりと現場感覚

北のやさい便を運営する株式会社マカリイは、札幌市内でオーガニックスーパー「マカリィズマーケット」も展開しています。

この小売の現場感覚が、卸売サービスにも活かされています。 消費者が実際に手に取る野菜の品質基準を熟知しているからこそ、バイヤーの皆様が求める「見た目」「鮮度」「食感」といった細かなニーズにも的確に応えることができるのです。

また、業務用野菜の卸売に関する実務知識など、業界の最新情報も発信しています。 単に野菜を売るだけではなく、バイヤーとしてのあなたの判断をサポートする情報提供にも力を入れているのです。

北海道の品種を、全国のプロフェッショナルへ

農林水産省の統計によれば、北海道は日本のじゃがいも生産の中心地であり、品種改良の最先端でもあります。

この恵まれた産地に拠点を持ち、生産者と直接つながっているからこそ、北のやさい便は鮮度と品質を保ったまま、全国の業務用ニーズに応えることができます。

粉質のホクホク感が必要なコロッケ用には男爵いもを、煮崩れを防ぎたいカレーやシチューにはメークインを、彩り豊かなメニュー開発にはシャドークイーンやノーザンルビーを——。

料理の目的に合わせた品種選定を、産地直送の安定供給力でサポートします。

今こそ、産地とつながる選択を

品種の特性を理解し、料理に合わせて使い分けることで、お客様の満足度は確実に向上します。 そして、その品種を安定的に調達できる仕入れ先を持つことが、あなたのビジネスを支える基盤となります。

北海道の広大な大地が育んだ多彩なじゃがいもを、新鮮なまま全国へ。 北のやさい便は、あなたのビジネスに寄り添い、共に成長するパートナーでありたいと考えています。

まずはお気軽にご相談ください。 経験豊富なスタッフが、あなたの現場に合わせた最適な提案をさせていただきます。

 

 

学校給食・介護施設向けの野菜仕入れ

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送料別料金

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